大手オンライン証券、XRPなど仮想通貨4銘柄を追加

Interactive Brokers Group Inc.は、ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）などの主要銘柄に加え、新たにXRP、ソラナ（SOL）、カルダノ（ADA）、ドージコイン（DOGE）の4つの仮想通貨を取引対象に追加しました。これにより、株式、オプション、先物、通貨、債券、投資信託などと同じプラットフォーム上で、より多くの仮想通貨の取引が可能になります。取引は、Zero Hash LLCおよびPaxos Trust Co.の口座を通じて提供されます。

この発表は、トランプ大統領が今月7日に仮想通貨政策に関する大統領令に署名した後に行われました。大統領は署名前にXRP、SOL、ADAを米国の仮想通貨備蓄に含めるべきだと発言していましたが、最終的な大統領令では具体的な銘柄の言及はありませんでした。

この影響もあり、大統領の発言直後にXRP、SOL、ADAの価格は一時的に急騰しましたが、その後、期待外れと捉えた投資家による売却が進み、価格は下落しました。ホワイトハウスのAI・仮想通貨特命官であるデビッド・サックス氏は、「大統領は単に時価総額上位の仮想通貨について言及しただけ」と説明し、政府がこれらの仮想通貨を保有しているかについては明言を避けました。

Interactive Brokersは1978年に設立され、コネチカット州グリニッジに本社を構える世界最大級のオンライン証券会社の一つです。個人投資家や機関投資家向けにグローバルな取引サービスを提供し、顧客数は約240万人に上ります。世界30か国以上で幅広い金融商品を低コストかつ高い透明性のもと提供しており、今回の仮想通貨の追加により、さらなる市場拡大が期待されています。

（参考）世界最大級のオンライン証券会社、トランプ言及の仮想通貨4銘柄を追加