イザカヤ編集部
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2025.01.06
仮想通貨ニュース
ドル連動型ステーブルコインとして知られるUSDTは、2022年11月のFTX破綻以来、最も急激な週次下落を記録しました。今週の時価総額は1%以上下がり、1372.4億ドル(約21兆5470億円)に達しました。2024年12月には過去最高の1407.2億ドルを記録していたUSDTですが、その後の下落は、EUで本格施行された新しい暗号資産規制「MiCA(暗号資産市場規則)」が影響しています。
MiCAの施行により、EU域内でUSDTを提供・取引するには特定のライセンスが必要となり、複数の取引所がUSDTの取り扱いを停止しました。この結果、欧州を拠点とするユーザーはノンカストディアルウォレットでのUSDT保有は可能ですが、規制準拠の取引所では売買が制限されています。
USDTは暗号資産市場における基盤的存在であり、投資家はこれを利用して暗号資産の購入やデリバティブ取引を行っています。そのため、時価総額の下落は市場全体の低迷を招くのではないかとの懸念が広がりました。
しかし、一部専門家はその影響を限定的とみています。暗号資産アナリストのBitblaze氏は、「USDTの取引高の大半はアジア市場が占めており、EU市場での制限の影響は軽微だ」と指摘。1日あたり440億ドルの取引高を誇るUSDTは、依然として市場で優位性を保っています。
また、Orderly Networkのカレン・タン氏は「EUは最大の暗号資産市場ではない。アジアと米国が主な取引の場であり、USDTの支配力は揺るがない」と述べています。一方で、テザー社は規制への対応として、MiCA準拠企業であるStablRやQuantoz Paymentsに投資するなどの対策を講じています。
EUでの規制強化が進む中、USDTはその優位性を維持できるのか、今後の市場動向に注目が集まります。
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