メタプラネットが約38億円でBTC追加購入

メタプラネットは2025年末までにビットコイン1万BTC、2026年末までには2万1,000BTCの保有を目指す計画を掲げています。こうした中、2025年4月14日、同社は新たに319BTCを取得したことを明らかにしました。今回の購入では、1BTCあたりの平均取得価格が1,184万5,786円となり、総額は約37億7,900万円に上ります。

今回の追加取得によって、同社の累積保有量は4,525BTCに達しました。全体の平均取得価格は約1,285万円で、これまでの総取得額は約581億4,500万円となっています。

このような積極的なビットコイン取得の背景には、独自の財務戦略が存在します。たとえば、新株予約権の活用やゼロクーポン社債の発行・繰上償還といった施策を通じて、資金調達と資産運用のバランスを図っていることが確認されています。

また、メタプラネットは株式の分割にも踏み切っています。2025年3月31日を基準日として、1株を10株に分割する施策を実施しました。これは、昨年8月1日に実施された10株を1株にまとめる株式併合に続く対応であり、その後の株価上昇を受けて、再び投資単位を引き下げる形となりました。こうした対応により、流動性の向上と新たな投資家層の取り込みが期待されています。

今回のビットコイン追加購入と資本戦略の動きは、同社の仮想通貨を核とした中長期的な企業価値向上方針を象徴するものであり、今後の動向にも注目が集まります。

（参考）メタプラネット、約38億円分のビットコイン追加購入