BONKが7%下落　5000万ドル相当のバーンイベント効果薄

大規模バーンイベントの背景

BONKは11月末、「バーンマス」と称する計画の下で1兆BONKをバーンする提案を発表しました。この計画は、SNSでのハッシュタグ投稿や新規フォロワー獲得を条件にトークンを削減するもので、12月25日に実施予定とされていました。最終的に計画は目標を超え、BONK DAOのメンバーが12月26日に1兆6900億BONKをバーンする提案に賛成票を投じ、全流通量の約1.85%が削減されました。

トークン価格の動向

バーンイベント後、BONKの価格は7.2%下落し、時価総額は23億ドルに減少しました。バーンは一般的に価格上昇を目指した供給削減戦略ですが、今回の施策は過去の成功例とは異なる結果となりました。11月に実施された1000億BONKのバーンでは、価格が56%上昇した経緯があります。

コミュニティの反応

価格下落の背景には、運営チームの対応への不満が影響しているとみられます。X（旧Twitter）のユーザーであるベストベッツ氏は、「約束の履行が遅れ、コミュニケーションが悪い」と運営チームを批判。さらに、「信頼を失うことで進展やコイン保有者を失うリスクがある」と指摘しました。同じくXユーザーのプーティコイン氏も、「他のミームコインが台頭する中、BONKは下落するだろう」とコメントしています。

市場におけるBONKの位置

価格の下落にもかかわらず、BONKは現在、時価総額でドージコイン（DOGE）、シバイヌ（SHIB）、ペペ（PEPE）に次ぐ4番目に大きいミームコインとしての地位を維持しています。コインゲッコのデータによると、全体のミームコイン市場は約1050億ドル規模に達しており、その中での存在感を示しています。

今後の展望

今回のバーンイベントを受けた価格動向やコミュニティの反応は、BONKの運営チームにとって重要な課題となります。信頼回復に向けた具体的なアクションが求められる中、市場全体の動向や競合ミームコインの動きにも注目が集まります。

（参考）犬系ミームコインのBONKが7%下落　5000万ドル相当のバーンイベントでも価格振るわず