イザカヤ編集部
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2025.05.09
仮想通貨ニュース
アメリカに拠点を置くStripeは、2025年5月7日、新たな技術革新としてAI技術を駆使した決済モデルの提供を開始したと明らかにしました。このAIモデルは、数十億件にもおよぶトランザクションデータを学習基盤とし、数百種類のシグナルを解析することによって、決済処理の精度向上と不正行為の検知能力を高めています。
特に、クレジットカードの不正使用を目的とした「カードテスト攻撃」などへの対応力が強化され、これまでに比べ大企業への攻撃を約64%多く検出できるようになったとされています。また、個々の購入者に最適化されたパーソナライズ機能や、決済承認率の向上も視野に入れており、企業の業務効率とユーザー体験の双方を向上させる狙いがあります。
さらに、Stripeは新たな資金管理機能として「ステーブルコイン金融口座」の提供も開始しました。この口座は、USDCやBridgeが提供するUSDBといったドル建てステーブルコインを利用することで、101カ国の企業がグローバルに柔軟な資金運用を行える環境を整えています。これにより、暗号資産と法定通貨の双方で資金の受け取りや送金が可能となり、特に通貨価値の変動が激しい地域の起業家にとっては大きな利点となります。
Stripeはこの新機能の提供に先立ち、ステーブルコイン決済企業であるBridgeを買収しており、さらにそのBridgeはVisaとの提携により、ステーブルコインでの残高をクレジットカード同様に利用できるサービスを開始しています。これにより、実店舗などにおいてもステーブルコインによる決済が現実のものとなりつつあります。
同社によると、現在「Fortune 100」企業のうち半数、「Forbes AI 50」企業の78%がStripeのサービスを導入しており、その成長は加速しています。2024年にはStripeを通じて処理された決済総額が約1.4兆ドル(約200兆円)に達し、前年比で38%増という結果となりました。これは世界の国内総生産(GDP)の約1.3%に相当する規模です。
Stripeの共同創業者でCEOのパトリック・コリソン氏は、AIとステーブルコインの技術は「経済構造を根本から変える力を持つ」と述べ、同社がこれらの技術を迅速に導入し、顧客企業がその恩恵を受けられるように努めていく姿勢を示しました。
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