仮想通貨のセキュリティ対策まとめ！ハッキングから守る方法を解説

「仮想通貨取引所を利用する際にどんなことに気をつければいいの？」

「ハッキングからどう守ればいいの？」

「必ずすべきセキュリティ対策が知りたい」

仮想通貨取引所を利用する際に気になるのが、ハッキングの被害から守る「セキュリティ対策」ではないでしょうか。

常時インターネットに接続されている状態なので、いざ自分がハッキングに遭ったらどうしよう…と考えている方も多いと思います。

しかし、どんなセキュリティ対策をすればいいのかわからない方も多いはずです。

そこで、本記事では仮想通貨のセキュリティ対策まとめとして、ハッキングから守る方法を解説していきます。

仮想通貨のセキュリティ面は大丈夫？

早速ですが、仮想通貨のセキュリティ面は大丈夫なのかについて解説していきます。

結論から言うと、仮想通貨のセキュリティ面は強化されています。

過去の仮想通貨取引所のハッキング事件を受け、大手仮想通貨取引所は、高度なセキュリティシステムを導入しており、不正アクセスやハッキングに対する対策を徹底しています。

また、最もセキュリティ面で安全なのは「コールドウォレット」を利用することです。

コールドウォレットとは、インターネットに接続されていないオフラインのウォレットのことです。

常にインターネットから切り離されているため、外部からハッキングされるリスクはほとんどありません。

そのため、仮想通貨のセキュリティ面は大丈夫と言えるでしょう。

しかし、必ず安全とは言い切れないので、仮想通貨取引所を利用する際にはセキュリティ対策を万全にしておきましょう。

過去に起きた仮想通貨取引所のハッキング事例

次に、過去に起きた仮想通貨取引所のハッキング事例について解説していきます。

• マウントゴックス事件

• Coincheck事件

• BITPOINT事件

実際に起きたハッキング事件を参考に、今後の対策を徹底しましょう。

マウントゴックス事件

過去に起きた仮想通貨取引所のハッキング事例1つ目は「マウントゴックス事件」です。

かつて世界最大のビットコイン取引所として運営していたマウントゴックスは、2014年に大規模なハッキング攻撃を受け、多額のビットコインが流出するという事態に陥りました。

この事件は、セキュリティ対策の甘さや、内部管理体制の不備などが原因で発生しました。

具体的には、不正なアクセスに対する監視体制が十分でなかったことや、複数のキーを持つマルチシグネチャ方式を採用していなかったことなどが指摘されています。

マウントゴックス事件は、単なるハッキング事件にとどまらず、取引所の内部管理体制の不備や、ユーザー認証システムの脆弱性など、多岐にわたる問題が指摘されました。

この事件をきっかけに、多くの取引所はセキュリティ対策を強化し、より安全な取引環境の構築に努めるようになりました。

現在では、多くの取引所がセキュリティ対策を強化し、多額の仮想通貨を安全に保管するための対策を徹底しています。

Coincheck事件

Coincheck事件とは、2018年1月26日に仮想通貨取引所「Coincheck」が外部からのハッキング攻撃を受け、約580億円相当の仮想通貨「NEM（ネム）」が盗難された事件です。

当時の仮想通貨ハッキング事件としては大規模なもので、SNSやテレビなどで連日報道されました。

当時、Coincheckは顧客の仮想通貨をオンライン上で管理する「ホットウォレット」と呼ばれるシステムを採用していました。

ホットウォレットは、取引がスムーズに行えるというメリットがある一方で、ハッキングされやすいデメリットがあります。

この事件を受けて、金融庁はCoincheckに対し厳重な処分を行い、業界全体のセキュリティ対策の見直しを行いました。

BITPOINT事件

BITPOINT事件とは、2019年7月11日に起きた仮想通貨取引所「BITPOINT」がハッキングを受け、仮想通貨が流出した事件です。

過去にマウントゴックスやCoincheckなどのハッキング事例があったものの、国内取引所「BITPOINT」でも同様のハッキングの被害に遭いました。

流出した額は約30億円に及ぶほどで、ビットコインやイーサリアム、リップルなど数多くの銘柄が被害に遭いました。

また、ハッキング事件を受け、仮想通貨市場は大きく下落しました。

現在では、セキュリティ対策は強化され、それ以降ハッキング事例は確認されていません。

仮想通貨取引所のハッキングから守るためのセキュリティ対策

次に、仮想通貨取引所のハッキングから守るためのセキュリティ対策について解説していきます。

• 複数の取引所・ウォレットで管理する

• パスワードを複雑で強力な文字列にする

• 二段階認証を設定する

• 二段階認証を設定する

• 秘密鍵を外部に公開しない

• 仮想通貨をコールドウォレットで保管する

仮想通貨取引所を開設する際には、上記の項目を確認した上、ハッキングされないようにしましょう。

複数の取引所・ウォレットで管理する

仮想通貨取引所のハッキング対策法1つ目は「複数の取引所・ウォレットで管理する」ことです。

複数の取引所・ウォレットで管理する理由は、ハッキングのリスクを分散できるからです。

もし、一つの取引所がハッキングされたとしても、他の取引所やウォレットに預けている資産は、安全に保管できるため、資金が全てなくなることもありません。

パスワードを複雑で強力な文字列にする

仮想通貨取引所のハッキング対策法2つ目は「パスワードを複雑で強力な文字列にする」ことです。

仮想通貨取引所を開設する際にまず大切なのは、複雑なパスワードを設定することです。

数字、大文字、小文字、そして記号を組み合わせることで、パスワードの強度が高まるため、ハッキングされるリスクが低くなります。

また、設定したパスワードは、定期的に変更することも心がけましょう。

二段階認証を設定する

仮想通貨取引所のハッキング対策法3つ目は「二段階認証を設定する」ことです。

ハッキングのリスクを大幅に減らすためには、二段階認証は必ず設定しておきましょう。

二段階認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンに届くワンタイムパスワードや認証アプリによる認証など、別の認証手段を組み合わせることで、不正なログインを防止するセキュリティ対策です。

万が一、第三者にパスワードが漏れてしまったとしても、二段階認証を設定していれば、不正なログインはほぼ不可能になります。

秘密鍵を外部に公開しない

仮想通貨取引所のハッキング対策法4つ目は「秘密鍵を外部に公開しない」ことです。

まず、秘密鍵を絶対に外部に漏らさないことが大前提です。

秘密鍵がバレると簡単に仮想通貨ウォレットにアクセスされ、資産が盗まれることもあるので、フィッシング詐欺やなりすましに注意し、不審なメールやウェブサイトにアクセスしないようにしましょう。

仮想通貨をコールドウォレットで保管する

仮想通貨取引所のハッキング対策法5つ目は「仮想通貨をコールドウォレットで保管する」ことです。

仮想通貨を安全な場所に保管する際には、コールドウォレットを利用するのが最も安全です。

コールドウォレットは、秘密鍵やアドレスを紙や専用デバイスに保管する方法なので、外部からアクセスされるリスクはありません。

しかし、コールドウォレットは紛失することもあるので、厳重に管理しましょう。

セキュリティ対策が万全な仮想通貨取引所

最後に、おすすめ仮想通貨ウォレットを紹介していきます。

• SBI VC トレード

• GMOコイン

• ビットフライヤー

上記のウォレットは、セキュリティ対策が万全で、過去にハッキング被害がないので、安全性が高いです。

SBI VC トレード

SBI VC トレードは、SBIグループの仮想通貨取引所です。

SBI VC トレードの基本情報は、以下の通りです。

また、SBI VC トレードは、セキュリティ対策として「Google Authenticator（二段階認証）」を導入しているため、ハッキングされるリスクは低いでしょう。

GMOコイン

GMOコインは、GMOグループの仮想通貨取引所です。

GMOコインの基本情報は、以下の通りです。

また、GMOコインは、利用者とGMOコインの資産を物理的に分離して管理しているので、セキュリティ対策は万全です。

ビットフライヤー

ビットフライヤーは、国内最大級の仮想通貨取引所です。

ビットフライヤーの基本情報は、以下の通りです。

また、ビットフライヤーは、リリース以来、一度もハッキング被害を受けたことがありません。

そのため、仮想通貨取引所の中で最も安全と言えるでしょう。