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イザカヤ編集部

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2024.06.06

  • 仮想通貨

アルゴランド(ALGO)とは?特徴や価格動向、将来性について徹底解説!

「仮想通貨のアルゴランド(ALGO)って何?」

「仮想通貨のアルゴランド(ALGO)の特徴や価格動向について知りたい。」

「アルゴランド(ALGO)の将来性について知りたい。」

このように思われている人も多いのではないでしょうか?

当記事ではこのような悩みを解決していきます!

記事を最後まで読んでいただければ、上記悩みについて解決できるかと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

それでは解説していきます!

アルゴランド(ALGO)とは

さまざまなアプリをサポートしている、分散型ブロックチェーンベースの自立型ネットワークです。

有名な分散型ブロックチェーンには、イーサリアムなどがあります。

イーサリアムの後にアルゴランドは開発され、スマートコントラクトを使い取引が実施される金融分野におけるサービスが利用可能です。

イーサリアムと同じように、アルゴランドは効率・安全性を重視しつつ、拡張性も持っています。

さらに、アルゴランドは、処理スピード改善や手数料の安さなど、高いパフォーマンス性を備えたブロックチェーン技術です。

アルゴランド(ALGO)の特徴

アルゴランド(ALGO)の特徴は、以下4つです。

通貨価値が安定している

アルゴランドでは、ハードフォークが発生しない特徴があります。

そもそもハードフォークは、暗号資産を構成するブロックチェーンが分岐してしまうことです。

ハードフォークが発生した場合、通貨取引が一時的に停止したり、取引上のバグが発見されたりといったデメリットが存在します。

また、ブロックチェーンが分岐することで、これまでのソフトウェアに対し互換性がないアップグレードが発生し、新たな仮想通貨が誕生してしまう可能性が高いです。

過去にビットコイン・イーサリアムといった主要仮想通貨において、ハードフォークが発生し、新しくビットコインキャッシュやイーサリアムクラシックなどの仮想通貨が生まれています。

ハードフォークが発生した場合、新たな仮想通貨が生まれるため、すでに存在している仮想通貨価値に影響を及ぼしてしまいます。

しかし、アルゴランドの場合は、ブロックチェーンの仕組み上ハードフォークが発生しないため、通貨価値に影響を及ぼす可能性が低いです。

低価格かつ高速な取引ができる

アルゴランドを取引する速度は、1秒間で1000トランザクションであり、5秒かからずに取引できます。

また、取引を1回行う際に発生する手数料は非常に安く、0.001ALGOとなっています。

クレジットカードを利用した際には、手数料が3〜7%かかることが多いため、アルゴランドの手数料がいかに安いか分かるでしょう。

高速かつ低価格な取引が実現されたことによって、中央銀行デジタル通貨やステーブルコインでも採用されつつあります。

今後、中央銀行デジタル通貨やステーブルコインの発行が増加すれば、アルゴランドの採用も広がる可能性が高いです。

PPoSが採用されている

アルゴランドは、PPoSと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムが採用されています。

コンセンサスアルゴリズムとは、仮想通貨を取引した内容が正しいかどうか承認する作業のことです。

PPoSは、PoSと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを基準に作成されています。

PoSでは、通貨を保有する期間が長い人や、保有している量が多い人でない場合、マイニング報酬が獲得できませんでした。

その一方で、PPoSを採用した場合、マイニング報酬が獲得できる人はランダムに決められるため、誰でも報酬を獲得できる可能性があります。

次世代型のブロックチェーン「イーサ・キラー」

アルゴランドは、イーサリアムの次世代型ブロックチェーン技術で「イーサ・キラー」と呼ばれることもあります。

イーサリアムは、そもそも分散型に加えオープンソースブロックチェーンネットワークにより、オープンのインフラを使い、独自の分散型アプリを構築する仕組みです。

また、多数の開発者がブロックチェーンを使いサービスやアプリの開発に取り組んでおり、独自通貨のイーサリアムは、ビットコインに続き2番目に時価総額が大きい仮想通貨です。

しかし、イーサリアムは、ガス代が高いことや、ネットワーク速度が遅いことなど、複数の欠点を持っていました。

そのようなイーサリアムの持つ課題を改善するための次世代型ブロックチェーンが多く誕生し、アルゴランドもその中の代表的な技術です。

イーサ・キラーとして分類される技術は、以下の通りです。

  • テラ

  • ソラナ

  • バイナンス・スマートチェーン

  • カルダノ

今後は、イーサリアムに変わり、「イーサ・キラー」と言われているブロックチェーンがアプリの開発といった主流で使われる可能性もあります。

しかし、アルトコインの代表格とも言え、仮想通貨における時価総額で2位を誇るイーサリアムも今後成長が期待されています。

アルゴランド(ALGO)の価格動向

アルゴランド(ALGO)の価格動向は、以下画像の通りです。

引用:TradingView「ALGO」

上記画像は、2021年の8月から2024年の4月におけるALGO/USDのチャートになります。

2021年の9月から一気に価格が上昇していることが分かります。

同じ年の9月8日には、一日で34%も価格が上昇し、その後の13日では価格が2.5ドルに達し、この価格は過去最高値です。

この時期は、ビットコインをはじめとする多くの通貨が下落していた中で、アルゴランドの価格上昇は大きな注目を集めました。

アルゴランドの価格が上昇した理由は、主に以下2つです。

  • ビットコインが法定通貨のエルサルバトルが、8月31日に政府のブロックチェーンのインフラをアルゴランドで開発することを発表

  • 9月の初めに、10月1日から開始するALGO保有者のガバナンス分散化、および報酬獲得モデルの公開

上記2点により、アルゴランドを持っているコミュニティメンバーに限らず、興味を持っていた一般ユーザーの関心をより強めるきっかけとなりました。

その後は、仮想通貨市場全体が2022年に下落したことにより、アルゴランドの価格も大きく落ち込みました。

2022年の11月にはFTXの破綻騒動により、仮想通貨の市場全体が連動し価格が下がっています。

しかし、さまざまな方向からアルゴランドの安全性や、利便性、分散性など、ほぼすべての機能で注目されていることは、間違いないでしょう。

アルゴランド(ALGO)の将来性

アルゴランド(ALGO)の将来性は、比較的明るいと言われています。

その理由は、以下6つです。

パートナーシップでの拡大

アルゴランドは、多数の組織や企業とパートナーシップを締結しており、多種多様な分野で利用されています。

特に、金融や供給チェーン管理、不動産といった分野で多く利用され、今後さらにパートナーシップが拡大することにより、将来性が期待されています。

環境問題への考慮

ビットコインは、最も流動性の高い仮想通貨として知られているものの、マイニング時に起きる環境汚染は、インフラの導入において大きな課題です。

ビットコインによる決済の導入を、米テスラ社が電力消費量を問題に廃止にしたことは、最も記憶に新しい事例かと思います。

そこで、アルゴランドは、最も環境に優しいブロックチェーンを目的とし、実際にビットコインと比べ、エネルギー効率を数百万分の一にまで抑えています。

また、2020年の12月には、CO2の排出量管理で最も大きな信頼を持っている大企業のClimate Tradeと提携したことを発表し、サステイナビリティの効率化に取り組む通貨です。

今後、ブロックチェーンのプラットフォーム抗争で、環境問題への対策が重要になってくる中で、アルゴランドは同分野の中で大きくリードしている通貨と言えます。

CBDCやステーブルコインとしての採用

アルゴランドでは、前述したようにPPoSが採用されており、CBDCやステーブルコインで使えるブロックチェーンです。

つまり、今後CBDCやステーブルコインの発行が増加すればするほど、使われる頻度が増えるということです。

2022年の5月には、米ドルとペッグしていた通貨が暴落したことで、ステーブルコイン全体で不信感が広がっています。

しかし、アルゴランドは、他の仮想通貨と違い価格が安定している通貨のため、法定通貨の代替や決済方法として利用されると期待が高まっています。

ステーブルコインへの不信感が緩和され、信頼が戻ってくれば、今後アルゴランドの価値も上がってくる可能性が高いです。

利用される頻度が高い仮想通貨は、通貨価格も上昇しやすい傾向があります。

イーサリアムの進退

イーサリアムは、現在のブロックチェーンの主流として知られています。

基本的なDEXや金融サービス、仮想通貨は、イーサリアムにおけるブロックチェーンを基盤とし開発されている現状です。

イーサリアムにおけるブロックチェーン技術は世界的にも有名であり、分散型アプリなどが開発しやすいメリットが存在します。

しかし、この先使用しづらいといった事態が発生した際には、他のブロックチェーンに注目が集まる可能性が高いです。

イーサリアムでは、特にガス代が上がっている問題が起きているため、サービスを利用するにあたってコストが発生するといったデメリットが問題となっています。

現在、イーサリアムのガス代が高騰したことに伴って、さまざまなサービスでその他のブロックチェーンが使用されています。

このように、元々イーサリアム系が使われていたサービスが、その他のブロックチェーンが使われるようになることで、「イーサ・キラー」で注目を集めているアルゴランドの価格が上昇する可能性が高いです。

国家インフラに採用

近年、アルゴランドが急速に注目されるようになった理由には、アルゴランドをエルサルバドルが国家インフラに採用したことがあります。

その他にも、コロンビア政府やマーシャル諸島共和国とも提携し、国家インフラとして今後も活用される例が増えれば、アルゴランドの価格もそれに伴い上昇する可能性が高いです。

ガバナンスに参加可能

アルゴランドは、アルゴランドを持っている全ユーザーが参加可能な分散型ガバナンスを開始しています。

ガバナンスは、コミュニティの運用や経営方針に関して管理する仕組みを指します。

これまではアルゴランド財団が考えて決めていた事項を、アルゴランドを持つ全ユーザー、およびコミュニティで提案したり、投票したりできるようになりました。

しかも、アルゴランドを持っている量に限らず参加可能なため、1ALGO持っているだけでも参加可能です。

ガバナンスの期間中にアルゴランドを持っているガバナーは、参加や投票、支援することによって報酬がもらえます。

全ユーザーでアルゴランドを成長させ、アルゴランドの普及に努める思いが感じられます。

アルゴランド(ALGO)の購入方法

アルゴランド(ALGO)の購入方法は、以下手順です。

STEP1:国内の仮想通貨取引所でビットコインを購入

アルゴランドを購入したい場合、国内の仮想通貨取引所からビットコインを購入する必要があります。

理由は、アルゴランドは国内の仮想通貨取引所で取り扱われていないからです。

そのため、購入するためには、海外の仮想通貨取引所を利用し購入しなければなりません。

海外にある仮想通貨取引所では、基軸通貨で日本円が使用できないため、ビットコインもしくはUSドルで用意します。

STEP2:海外の仮想通貨取引所にビットコインを送る

ビットコインの購入後は、海外の仮想通貨取引所にビットコインを送ります。

この際、アルゴランドの購入が可能な海外仮想通貨取引所に、STEP1で購入したビットコインを送ります。

なお、海外仮想通貨取引所に送る時に、誤ったアドレスを入力してしまった場合、通貨が戻ってこないことがありますので、送付先を必ず確認してください。

STEP3:ビットコインでアルゴランドを購入

最後にアルゴランドを、先ほど送ったビットコインで購入します。

購入の際は、レバレッジ倍率に気を付けてください。

国内の仮想通貨取引所で購入する場合、レバレッジは最大2倍で留まるものの、海外の場合はレバレッジが数十倍かけられるものもあります。

レバレッジの倍率があまりにも高いと、追証などにより予想外の損失となってしまう可能性がありますので、注意してください。

また、海外の仮想通貨取引所は、日本金融庁に認められていないため、自己責任で取引してください。

まとめ

アルゴランド(ALGO)とは、さまざまなアプリをサポートしている、分散型ブロックチェーンベースの自立型ネットワークです。

アルゴランドには、通貨価値が安定している、低価格かつ高速な取引ができるといった特徴があります。

アルゴランドは、環境問題へ考慮していること、CBDCやステーブルコインとして採用されているといった理由から将来性が期待されている通貨です。

そのため、アルゴランドに興味を持っている、もしくは保有したり取引したりしようと思われている方は、アルゴランドの特徴や将来性を理解した上で検討することが大切です。

イザカヤ編集部

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