🍶 IZAKA-YA経済談義

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イザカヤ編集部

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2025.02.23

  • 仮想通貨ニュース

Bybit、過去最大のハッキング被害で市場に衝撃

2025年2月22日、主要な仮想通貨取引所であるBybitは、約2,100億ドル相当のデジタル資産がハッキングにより流出したと公表しました。被害の中心は401,347ETHを含むイーサリアム関連トークンで、攻撃者はBybitのイーサリアムコールドウォレットに不正アクセスし、複数の未確認アドレスへ資金を移動させたとされています。この事件は、デジタル資産業界における過去最大の盗難事件と位置づけられています。

今回のハッキングでは、攻撃者がBybitのイーサリアムコールドウォレットの署名プロセスを操作し、悪意のある取引を承認させる手法が用いられました。これにより、ウォレットの制御権を奪取し、大量の資金を不正に移動させたと報告されています。事件後、Bybitのプラットフォームトークンの価値は最大6%下落し、仮想通貨市場全体にも波及効果が見られました。

Bybitの共同創設者兼CEOであるベン・ゾウ氏は、顧客資産はすべて安全であり、1対1でバックアップされていると強調しました。また、同社はパートナー企業からのブリッジローンを活用し、流出した資金の補填を行うと発表しています。業界内では、バイナンスの創設者であるチャンペン・ジャオ(CZ)氏が支援を申し出るなど、セキュリティ対策の強化と協力体制の重要性が再認識されています。

この事件は、デジタル資産業界におけるセキュリティリスクの深刻さを浮き彫りにしました。過去にも、Mt.GOXやCoincheckなどの取引所がハッキング被害を受けており、業界全体でのセキュリティ対策の強化が急務とされています。特に、コールドウォレットの安全性や署名プロセスの厳格な管理が求められています。

ブロックチェーン分析企業やセキュリティ専門家は、今回のハッキングが北朝鮮のハッカー集団「ラザルス・グループ」によるものと推定しています。同グループは、過去にも日本の取引所への攻撃など、多数のサイバー犯罪に関与しているとされています。しかし、現時点で公式な犯人特定には至っておらず、捜査当局による詳細な調査が進行中です。

今回の史上最大規模のハッキング事件は、デジタル資産業界全体に大きな衝撃を与え、セキュリティ対策の再考と強化が求められています。ユーザーは、自身の資産を守るために、取引所のセキュリティ体制や資産管理方法を慎重に選択する必要があります。

(参考)Bybit、史上最大規模のハッキング 仮想通貨相場が急落

イザカヤ編集部

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