イザカヤ編集部
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2024.04.15
投資戦略Tips
仮想通貨に興味を持っている、もしくは保有したり取引したりしている人の中で
「仮想通貨のトロンって何?」
「トロンの特徴や注意点について知りたい。」
「トロンの将来性について知りたい。」
このように思われている人も多いのではないでしょうか?
当記事ではこのような悩みを解決していきます!
記事を最後まで読んでいただければ、上記悩みについて解決できるかと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは解説していきます!
トロンとは、デジタルコンテンツを専門とした分散型プラットフォームである、トロンで使われている基軸通貨のことです。
アーティストが配信するコンテンツに対し、YouTubeといった広告モデルと異なり、投げ銭システムで提供しているプラットフォームであり、そこで決済する際にトロンが使われます。
トロンには、分散型ストレージ技術が使用され、世界中にあるハードディスクに分けてコンテンツが保存されています。
また、仮想通貨「イーサリアム」におけるブロックチェーン同様、スマートコントラクトを使って独自のトークンが発行できたり、アプリ(DApps)開発もできたりといったことが特徴です。
トロンを基盤とし2021年に開発されたDAppsでは、ゲームアプリ等をはじめ、現在では約300種類以上が配信されています。
高い処理能力があるトランザクションもトロンの特徴であり、BTCでは1秒間に6件、ETHでは1秒間に25件ですが、トロンでは1秒間に2000件で圧倒的な処理能力です。
トロンの特徴を9個紹介します。
トロンについて詳しく知りたいと思われている方は、トロンが持つ特徴について十分理解しておくことが大切です。
ビットコインをはじめ、これまでの仮想通貨の多くが、処理速度が遅い問題がありました。
その一方で、トロンでは高速な処理速度により、これまで抱えていた処理速度の問題が解決されています。
トロンの説明で軽く説明しましたが、トロンはこれまでの仮想通貨と比べ圧倒的なブロック生成スピードを持っています。
トロンにおけるブロック生成速度は、1秒間に約2,000件であり、非常に処理速度が速いことからも、近年注目を集めている仮想通貨です。
トロン仮想マシンとは、トロンスマートコントラクトにおける実行環境のことです。
トロンでは、トロン仮想マシンが使われており、公開ノードネットワークを使ってプログラムが行える環境が提供されています。
そのため、コンテンツプラットフォームの構築を容易に行うことが可能です。
また、イーサリアム仮想マシンと互換性を持っているため、移行に関してもサポートが受けられます。
トロンはDapps開発やデジタルコンテンツ配信といった、多種多様な領域で活用されていくと見込まれている通貨です。
コンテンツを創造するクリエイターが、収入を自己表現により獲得可能な経済圏のことをクリエイターエコノミーといいます。
プラットフォームで得られる収益に限らず、投げ銭やスーパーチャットなどの収入源においても、クリエイターエコノミーの一部です。
トロンはICOと呼ばれる、独自トークンの発行により資金が調達できる仕組みであり、クリエイターが自分でコンテンツを作成する資金の調達が可能です。
また、コンテンツ利用者や視聴者は、トークンを使用しクリエイターをサポートすることもできます。
そのため、運営者にサポートを受けるために支払った料金の数%を中抜きされずに済みます。
スマートコントラクトによるDApps開発が可能です。
DAppsは、ブロックチェーン技術を使った管理者が存在しないアプリケーションです。
トロンでは1,000以上のDApps開発が行われており、ChainZ Arenaと呼ばれるNFTゲームや、Sunswapに似たDEX、JUSTと呼ばれるDeFiなど、エコシステム内で多種多様なDAppsが展開されている特徴があります。
トロンは、多数の企業と連携する仮想通貨です。
音楽配信サービスの中国最大手である「Peiwo」や、スイスで最大の規模を誇る通信事業の「Swisscom」、韓国の大手企業である「Samsung」など、世界のさまざまな国の企業と連携しています。
Samsungが提供しているスマホの「Galaxy」において、トロンのサポートが使えたり、Peiwoで配信している際にトロンを使用しクリエイターへの支払いが可能だったりと、すでに多くの活用事例があります。
このように、トロンは早期の段階から有名な大手企業と提携していることから、信頼性が高い仮想通貨です。
トロンプラットフォームには、音楽や動画サービス利用に特化している特徴があります。
現代社会において主流ともいえる広告から収入が獲得できる収益モデルと違い、クリエイターが作ったコンテンツに向けて投げ銭や決済により、直接利益が還元されるシステムの普及を目標としています。
また、トロンプラットフォームはエンタメ分野に強いことはたしかですが、専門というわけではありません。
トロン以外のDAppsを開発するプラットフォームであるブロックチェーンと同様に、トロンを基盤としたブロックチェーンゲームやDeFiプロトコルが多数存在しています。
ICOとは、仮想通貨を新規発行する際に必要な資金を調達する一つの方法です。
トロンを使うクリエイターは、コンテンツを作るために必要になる資金を調達する目的で、独自トークンを発行すれば、ICOにより売却が可能です。
トークンを購入した側は、クリエイターの人気が高くなり、それに伴いトークン価値も上昇した場合に利益が獲得できる仕組みになっています。
また、トロン上で作成した独自トークンは、トロンと交換も可能です。
トロンにおけるコンセンサスアルゴリズムは、特有のアルゴリズムであり、プロジェクト開発状況次第で変わり、最終的にTPoSという独自アルゴリズムとなる予定です。
プロジェクトローンチの際は、dPoSを使い、ネットワークにより選ばれた27のノードでブロック承認が行われます。
承認完了後、ネットワークにおけるコンセンサスアルゴリズムがPBFT方式に変わる仕組みです。
PBFT方式では、データを送る際にシグネチャやハッシュ関数を使うことにより、ノードの一部が反応しない、または悪意を持った動きがある際にもネットワークの維持が可能です。
トロンでは、取引手数料が非常に安いという特徴があります。
平均的な取引で発生する手数料は、0.000005ドルという他の仮想通貨と比べ圧倒的な安さであり、仮想通貨市場でも珍しい取引手数料です。
このようにトロンにはユーザー負担をできるだけ抑えるコスト構造が採用されているため、多数の人に大きなメリットがあります。
また、取引手数料が安いため少額取引を行う場合にも手軽に使えます。
この圧倒的な手数料の安さが、トロンが使用しやすく身近な仮想通貨として知られている理由です。
仮想通貨は、取引手数料が高い通貨も多く存在し、参入障壁を高く感じている人も多いですが、手数料を気にすることなく取引したいという方にとって、トロンは非常に魅力の多い通貨でしょう。
トロンには、以下4つの注意点があります。
注意点を理解していないと、トロンを保有した際に想定外の結果を招いてしまう可能性もありますので、注意点についてもしっかりと理解しておきましょう。
トロンを創業者したジャスティン・サン氏は、中国メディアからトロンを通じて違法な資金調達をしたと疑われています。
また、音声配信サービスの「Peiwo」に関しても、違法なポルノビジネスに関与しているのではないかと疑いがかけられています。
企業買収を行ったBitTorrentに勤めていた元社員から、差別的ハラスメントがあったことを訴えられており、本人は否定しているものの、創業者の悪い評判がトロン価格にも影響する可能性が高いため、注意しておくことが必要です。
トロンは、仮想通貨の中でも主要銘柄であるビットコインなどと比較し、価格変動が大きい仮想通貨です。
高騰し大きな利益が獲得できる可能性もありますが、その反面、大きく価格が下落し投資タイミングを間違えてしまうと大きな損失に繋がってしまう可能性があります。
アルトコインで1つの銘柄に集中投資するのは、価格変動の影響を受け資産が大きく変動してしまうリスクが高くなりますので、他の投資にも資産を分ける分散投資がおすすめです。
そもそも、仮想通貨に限らず投資する際には分散投資が基本となりますので理解しておきましょう。
アルトコインは時価総額が小さいため、安い時期に購入し大口投資家が大量に保有していたコインを売ったことで価格が急落するケースが少なくありません。
そのため、価格変動が大きく大きな利益が得られる可能性がある反面、大きく損してしまうリスクがあることも必ず理解しておきましょう。
トロンに限らず、デジタルウォレットを使う際には、自分の情報が盗まれてしまうセキュリティリスクが存在します。
自分の資産を守るために厳重なセキュリティ対策が必要です。
セキュリティ情報・パスワードを紛失してしまった際には、資産を失ってしまう可能性が高いです。
そのため、できるだけ厳重なセキュリティ対策を実施し、リスク管理することが大切になります。
常にセキュリティ情報を意識し、万が一の場合に備え、事前に対処法を知っておくことで、安心して利用することができます。
近年DeFiに関連したDAppsが増加しているトロンブロックチェーンですが、2019年前後ではギャンブルに近いDApps取引高がとても多いため、トロンに対してギャンブルの印象を持っている方も少なくありません。
日本では賭博の法律が設定されているため、営業許可のあるものや公営ギャンブル以外の賭博を行った場合、違法行為と判断される場合があります。
これまでのギャンブルの印象が強いため、投資対象でトロンを選択しない投資家も存在します。
ギャンブルに近いDAppsに関して、トロン財団は日本のIPアドレスを所有するユーザーに対しブロックの対処を取るといった、日本政府に協力する体制です。
トロンでは、将来性を期待した声と、批判する声の両極端の意見が存在します。
良い評価だけでなく、悪い評価もあるような賛否双方の意見を持つ仮想通貨の方が、現実味があり信頼性が高いという投資家もいるようです。
トロンがリリースされた当初は、大企業と提携したり、国内取引所に上場する噂が流れたりと価格が大きく上がったものの、その後にホワイトペーパーの中身が薄いといううわさが流れ価格は大きく下落しました。
その後は多数の大手企業と提携したり、独自チェーンネットに移行したりと時間をかけ評価や価格を持ち直しつつあります。
また、現在では、NFT投資ファンドの立ち上げに取り組んだり、独自でNFT規格を公表したりといった新分野に対し積極的な取り組みを見せています。
ブロックチェーンとトロンの分散型デジタルコンテンツは親和性が高いため、将来的に大きく伸びる可能性は高いです。
また、世界の中でも上場が最も困難といわれる日本においても取扱いがスタートしたため、トロンを取り巻く環境も今後大きく変わっていくことが期待されています。
将来的にコインチェックなどの大手国内取引所で取扱われる可能性も高いため、価値や価格が向上していく可能性が高いです。
トロンとは、デジタルコンテンツを専門とした分散型プラットフォームである、トロンで使われている基軸通貨のことです。
トロンの特徴には、処理速度が高速なことや、dapps開発が可能なことなどがあります。
しかし、そのようなメリットのあるトロンですが、損失リスクが大きかったり、ギャンブルに近いDAppsが多くあったりといった注意点も存在します。
そのため、トロンに興味を持っている、もしくは保有したり取引したりしようと思われている方は、トロンの特徴や注意点を理解した上で検討することが大切です。
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