Osprey Funds、仮想通貨関連のETFを7種類申請

詳細なETF構成と申請背景

Osprey FundsとRex Sharesが共同で計画する7種類のETFは、以下の資産を追跡することを目的としています：

• ビットコイン（BTC）

• イーサリアム（ETH）

• ソラナ（SOL）

• XRP

• TRUMP

• BONK

• ドージコイン（DOGE）

特に注目されるのは「REX-OspreyTM TRUMP ETF」で、TRUMPのパフォーマンスに見合った投資成果を目指し、資産の少なくとも80%をTRUMPおよびその関連資産に投資する計画です。TRUMPはドナルド・トランプ元大統領をテーマにした公式ミームコインであり、他のミームコインであるBONKやドージコインとともにユニークな存在感を放っています。

申請されたETFは、1940年の投資会社法に基づくものであり、ブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は「投資対象資産だけでなく、そのデリバティブ商品にも投資する仕組みが特徴」と指摘しています。また、税務効率を考慮した運用構造が採用されており、K-1フォームを回避する戦略が取られる可能性が高いとされています。

新政権下での規制変化への期待

SECでは、仮想通貨関連の規制に積極的な姿勢を示す人員交代が行われています。仮想通貨に対して抑制的だったゲンスラー委員長の退任後、仮想通貨支持派のポール・アトキンス氏が新たな指導者として就任しました。また、代行委員長となったマーク・ウエダ氏は「仮想通貨タスクフォース」を設立し、規制枠組みの整備を進めています。

タスクフォースを率いるヘスター・ピアース氏は、イノベーションと投資家保護の両立を目指す規制環境の構築を目指すと発表。これに伴い、ライトコインやソラナなど他の仮想通貨に関するETF申請も相次いでいます。

新政権による規制環境の変化は、仮想通貨市場における投資機会の拡大と市場の健全化につながる可能性があります。今後のSECの動向に注目が集まっています。

（参考）Osprey Funds、「TRUMP」など7銘柄のETF申請　新政権下のSECに期待か