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イザカヤ編集部

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2024.04.15

  • 投資戦略Tips

暗号資産コスモス(ATOM)とは?特徴や将来性などを徹底解説!

仮想通貨の世界は、目まぐるしく進化を続けています。そんな中、近年注目を集めているのが「コスモス(ATOM)」です。コスモス(ATOM)は、誰でも簡単に独自のブロックチェーンを開発できる銘柄として注目を集めています。

この記事では、コスモス(ATOM)の特徴や将来性について、徹底解説します。仮想通貨投資に興味がある方にぜひ読んでいただけると幸いです。

コスモス(ATOM)の概要

コスモス(ATOM)は、2014年にTendermint社によって創設、2016年にホワイトペーパーが発行され、その翌年(2017年)にATOMトークンがリリースされた仮想通貨です。

コスモス(ATOM)の概要は以下の通りです。

名称

ATOM

特徴

異なるブロックチェーンを繋げる「Cosmos Hub」を採用

現在の価格

¥1,666.73

時価総額

¥651,603,842,918

時価総額ランキング

29位

国内取引所

GMOコイン

※情報は、2024年4月12日時点です。

コスモス(ATOM)の現在の価格は¥1,666.73、時価総額は¥651,603,842,918と、注目度の高い銘柄です。

コスモス(ATOM)のブロックチェーンは「Cosmos Hub」と呼ばれており、Cosmos Hubでの手数料の支払い(イーサリアムのガス代と同じ使用)やステーキング報酬等に用いられているのが特徴的です。

コスモス(ATOM)を取り扱っている国内取引所は、以下の通りです。

  • GMOコイン

  • ビットトレード

  • ビットポイント

  • SBI VCトレード

  • Binance Japan

海外取引所でも購入可能ですが、金融庁に登録された国内の取引所から購入する方が安全面が考慮しています。

コスモス(ATOM)の特徴

次にコスモス(ATOM)の特徴を3つ紹介していきます。

  • 異なるブロックチェーンを繋げる「Cosmos Hub」を採用

  • 開発者にとって魅力的な「Cosmos SDK」を使える

  • スケーラビリティ問題の解決のために「DPoS」を採用

それでは、1つずつ見ていきましょう。

異なるブロックチェーンを繋げる「Cosmos Hub」を採用

コスモス最大の特徴は、異なるブロックチェーンを繋ぐ「Cosmos Hub」と呼ばれる技術を採用していることです。

Cosmos Hubは、個々のブロックチェーン(ゾーン)を繋ぎ、情報や資産の自由な流通を可能にできるシステムです。

まるで宇宙空間におけるハブ駅と言っても過言じゃありません。

コスモス(ATOM)はこれにより、ユーザーが異なるブロックチェーン上のアプリケーションやサービスをインターネットのようにシームレスなデータのやり取りを実現できるようになりました。

つまり、従来のブロックチェーンでは、それぞれが独立したシステム運用による情報共有や資金調達の課題がありましたが、コスモス(ATOM)はそれらを解決できる要素を兼ね備えた暗号資産であると言えますね。

開発者にとって魅力的な「Cosmos SDK」を使える

コスモス(ATOM)は、開発者にとって最大の魅力である「Cosmos SDK」と呼ばれるオープンソースのフレームワークを提供しています。

Cosmos SDKは、複雑なブロックチェーン開発のハードルを大幅に低減し、高度な機能を備えたアプリケーションの効率的な構築が可能です。

Cosmos SDKによるメリットは他にもあり、

  • 開発期間の短縮:必要な機能を簡単に組み合わせられる

  • 高い拡張性:Tendermint Coreにより、取引量が増加しても、安定したパフォーマンスを維持できる

  • 豊富な機能:ガバナンス、ステーキング、インターチェーン通信などが備わっている

  • 活発なコミュニティ:コミュニティ内で情報共有や技術支援を受けられるため、開発の効率化を図れる

など、多岐に渡ります。

スケーラビリティ問題の解決のために「DPoS」を採用

コスモス(ATOM)は、従来から課題であったスケーラビリティ問題を解決できる「DPoS」と呼ばれる独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しています。

DPoSは、従来のPoW(マイニングと呼ばれる計算作業を通じて取引の正当性を検証する仕組み)とPoS(保有するトークン量に応じて取引の正当性を検証する仕組み)の長所を融合したコンセンサスアルゴリズムです。

そんな中DPoSは、PoWの課題である膨大な電力を消費する点とPoSの課題であるネットワークセキュリティの低下を解決すべく、トークン保有者による投票制度を採用し、正当性を検証しています。

これにより、取引の正当性が向上し、ネットワーク全体のセキュリティを維持しながら、処理時間を大幅に短縮できます。

コスモス(ATOM)の現在の価格動向

では、そんなコスモス(ATOM)の現在の価格動向について見ていきましょう。

リリース時の2019年4月時点では、停滞期のままで仮想通貨業界でも現在ほどの注目はされていませんでした。

そのため、2020年3月13日には、過去最安値である¥118.84($1.13)を記録しています。

しかし、2021年に入ってから値動きが活発になり高騰を続けています。

そして、2021年9月20日には、過去最高値である¥4908.50($44.70)を記録し、コスモス(ATOM)ブーム・仮想通貨ブームが到来しました。

2024年4月12日現在の価格は、¥1,666.73です。

コスモス(ATOM)が高騰した要因

では、一体なぜコスモス(ATOM)が急に高騰となりブームが到来したのでしょうか。

  • 仮想通貨業界の増大

  • DeFiブームによる注目性

それでは、詳しく解説していきます。

仮想通貨業界の増大

コスモス(ATOM)が高騰した要因として、仮想通貨業界の増大が挙げられます。

主な影響としては、経済状況によるものです。

2020年から世界的に流行したコロナウイルスの影響により、日本を始め世界各国で経済活動がひっ迫していました。

そこで、各国は金融緩和政策を実行し、余剰資金が仮想通貨業界に流入し始めたことがきっかけでした。

そこからは、コスモス(ATOM)の他ビットコインやイーサリアムなど多くの銘柄が急高騰しています。

コロナ政策によって仮想通貨業界では、多くの億り人が誕生したみたいですね。

しかし、そんなコスモス(ATOM)の高騰は翌年の2022年には急落が見られています。

これもコロナ政策による経済状況によるものだと考えられます。

2022年を期にコロナウイルスの終息や世界経済の活発化などによるインフレが発生したともに、金融引締政策が実行されました。

これにより、仮想通貨業界全体に資金が流入しなくなり、大きな下落が発生したと位置づけられます。

そこからは、コスモス(ATOM)の大きな価格の変動はなく、停滞し続けています。

DeFiブームによる注目性

コスモス(ATOM)が高騰した要因2つ目は、2021年から始まったDeFiブームによる注目性です。

2021年にDeFi(分散型金融)が流行し始めました。

DeFiは、従来の金融システムとは異なり、中央管理者(銀行などによる取引の確認や実行等)を介さずにブロックチェーン技術を活用して、金融サービスを提供する仕組みであり、その利便性と効率性から、多くのユーザーから支持され始めます。

これにより、2021年のDeFiブームは、コスモス(ATOM)にとって大きな追い風となりました。

DeFiプロジェクトの開発が活発化し、コスモス(ATOM)上で構築されるDeFiプロジェクトの数が増加したことにより、コスモス(ATOM)に対する需要が急増し、価格上昇につながりました。

コスモス(ATOM)の今後の展望

ここからは、コスモス(ATOM)の今後の展望について見ていきましょう。

  • 取引所の拡充による収益性の拡大

  • 大手企業からの採用による需要拡大

今後、コスモス(ATOM)がどうなるのか皆さんも考えてみてくださいね。

取引所の拡充による収益性の拡大

コスモス(ATOM)の今後の展望において、特に重要なのが取引所の拡充です。

現在、コスモス(ATOM)を取り扱っている国内取引所は、

  • GMOコイン

  • ビットトレード

  • ビットポイント

  • SBI VCトレード

  • Binance Japan

上記の5つですが、仮想通貨取引所利用者が多いコインチェックやbitFlyerなどでも取り扱えるとさらに資金の流入が激しくなり、収益性が見込めるのではないでしょうか。

また、コスモス(ATOM)のステーキング利率の増大による収益性の拡大も可能性があります。

  • ステーキング:所有分の暗号資産を一定期間、預け入れることで得られる報酬

各取引所による現在のコスモス(ATOM)のステーキング利率は、約6.5~17%です。

国内取引所

ステーキング利率

GMOコイン

6.5~7.2%

SBI VCトレード

12%

ビットポイント

17%

※情報は、2024年4月12日時点です。

ステーキング利率のみで比較すると、ビットポイントの17%が飛び抜けた利率となっています。

そのため、ビットポイントで約¥100,000のコスモス(ATOM)を預け入れた場合、1年後には約¥17,000をステーキング報酬として受け取れます。

なお、ステーキング利率は為替や市場、各取引所によって変動する可能性があるので、十分注意しておきましょう。

近い将来、他取引所にてコスモス(ATOM)の取り扱いが開始する暁には、またコスモス(ATOM)ブームが再来するかもしれませんね。

大手企業からの採用による需要拡大

大手企業からコスモス(ATOM)が採用されるとコスモス(ATOM)の価格が上昇する可能性があります。

現在では、大手IT企業のIBMやMicrosoftがコスモス(ATOM)を活用したプロジェクト開発を行っている点から、コスモス(ATOM)は、仮想通貨業界の中でも実用性や信用性が優れているとも言えます。

そのため、今後新たな大手企業がコスモス(ATOM)を活用したプロジェクトが開発されると、コスモス(ATOM)ブームが再来するかもしれませんね。

また、コスモス(ATOM)がどれだけ多くの大手企業に採用されるのかも楽しみなところですね。

コスモス(ATOM)に関するよくある質問

最後にコスモス(ATOM)に関するよくある質問について解答していきます。

  • コスモス(ATOM)はどこで買えますか?

  • コスモス(ATOM)の特徴は?

  • 現在のコスモス(ATOM)の価格は?

それでは、1つずつ見ていきましょう。

コスモス(ATOM)はどこで買えますか?

コスモス(ATOM)は、国内・海外の仮想通貨取引所で購入できます。

コスモス(ATOM)を取り扱っている国内取引所は、以下の通りです。

  • GMOコイン

  • ビットトレード

  • ビットポイント

  • SBI VCトレード

  • Binance Japan

海外取引所でもコスモス(ATOM)を扱っていますが、金融庁に登録された取引所で購入する方が安全性が考慮されているので、国内取引所を推奨します。

コスモス(ATOM)の特徴は?

コスモス(ATOM)の特徴は、

  • 異なるブロックチェーンを繋げる「Cosmos Hub」を採用

  • 開発者にとって魅力的な「Cosmos SDK」を使える

  • スケーラビリティ問題の解決のために「DPoS」を採用

の3点です。

Cosmos Hubによって、個々のブロックチェーンを繋ぐことで、情報や資産の自由な流通が可能なので、異なるブロックチェーン上のアプリケーションやサービスをインターネットやり取りできます。

他にも開発者にとって魅力的である高度な機能を備えたアプリケーションの効率的な構築が可能な「Cosmos SDK」が使える点やネットワークセキュリティを維持しつつ、処理時間を大幅に短縮できる点も特徴です。

現在のコスモス(ATOM)の価格は? 

現在の価格は、¥1,666.73です。

なお、価格は2024年4月12日時点のものであり、今後価格が大きく変動する場合があるので注意しましょう。

暗号資産コスモス(ATOM)まとめ

今回は、暗号資産コスモス(ATOM)の特徴や将来性などについて解説しました。

再度、コスモス(ATOM)についておさらいしてみましょう。

名称

ATOM

特徴

異なるブロックチェーンを繋げる「Cosmos Hub」を採用

現在の価格

¥1,666.73

時価総額

¥651,603,842,918

時価総額ランキング

29位

国内取引所

GMOコイン

※情報は、2024年4月12日時点です。

このように誰でも簡単にブロックチェーンの作成・使用ができるという大きなメリットを持っている「コスモス(ATOM)」は、互換性のないブロックチェーンを展開しておりスケーラビリティ問題の解決に特化しています。

仮想通貨投資に興味がある方は、ぜひコスモス(ATOM)の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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