イザカヤ編集部
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2024.04.24
投資戦略Tips
「仮想通貨インターネットコンピュータについて詳しく知りたい」
「仮想通貨インターネットコンピュータを始めたいけど、どうしたらいいか分からない」
「仮想通貨インターネットコンピュータをやるメリットとデメリットって何?」
仮想通貨インターネットコンピュータ(icp)とはどんな物なのか、気になっている方は多いのではないでしょうか?
この記事では、仮想通貨をやり始めた初心者の方や、やろうと思っている方に向けてicpについて分かりやすく解説しています。
この記事を読めばicpの特徴からicpを始める際の注意点まで網羅的に知る事ができます。
ぜひ最後までご覧ください。
仮想通貨インターネットコンピュータ(icp)とは、世界中のデータセンターを利用し、ブロックチェーン技術による、分散型のインターネットクラウドを目指すプロジェクトのことを指します。
運営元は、「Dfinity」というスイスを拠点に活動している非営利の研究開発組織です。
ブロックチェーン技術を用いたプロジェクトの代表格はビットコインやイーサリアムが挙げられます。
icpはそれらに次ぐ、第三のプロジェクトとしてIT業界を中心に期待されている計画になります。
icpはブロックチェーン業界に属しています。
そもそもブロックチェーンとはどういったものなのでしょうか?
結論から言うと、ブロックチェーンは膨大なデータをブロックごとに格納し、それらを連鎖させて管理する技術のことを指します。
ブロックチェーン技術のメリットといえば、データの改ざんが防げることです。
ブロックチェーンに格納されているデータを改ざんしようとすると、繋がれているデータを矛盾することなく全て改ざんさせなくてはなりません。
そのため、改ざんには膨大な時間が求められ、改ざんすること自体が至難の業になります。
そのため、ブロックチェーンはデータの改ざんを防ぎやすいといったメリットがあります。
現在ブロックチェーン技術は、ビットコインをはじめとする仮想通貨やスマートコントラクト、トレーサビリティなど様々な分野での応用が進んでいます。
icpはブロックチェーンを使うことで様々なリスクを防止し、最大規模の分散型クラウドサービスを目指しているということが分かりました。
次はicpにはどんな特徴があるのか、紹介していきます。
icpは高速なスマートコントラクトを可能にしています。
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン技術を活用し自動的に作動するプログラムのことを指します。
スマートコントラクトがあることにより、不正な改ざん防止やコスト・時間の削減に役立っています。
イーサリアムもスマートコントラクトを使用していますが、ユーザー数の増加に伴い、処理速度の低下や手数料の高さが問題視されています。
一方icpは、「キャニスター」というスマートコントラクトにより、高速な処理速度と低い手数料の実現が期待できます。
また、イーサリアムと比べた時に汎用性が高いことも魅力の1つです。
icpはwebサイトやゲームなど様々なサービスでの利用が見込まれています。
icpを使って時間や手間を削減することで効率化が図れるため、多くの分野から大変注目されています。
今後は、私たちが普段インターネットでウェブサイトを閲覧するときのようにスマートコントラクトを使用できる日も近いのではないでしょうか。
icpは分散型のクラウドサービスの提供を目指しています。
クラウドサービスとはインターネットを通じてユーザーに提供されるサービスのことです。
クラウドサービスには3種類のタイプがあり、ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)、インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス(laaS)、プラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)の3種類があります。
これらのクラウドサービスは現在、AmazonやMicrosoft、さらには Googleといったアメリカの大手システム開発企業が独占しています。
しかし、大手企業であるが故に、コストやプライバシー情報が集中してしまっているという事が問題視されています。
そういった問題にDfinityは目を向け、1箇所に集中するクラウドサービスではなく、分散型のクラウドサービスの提供を目指しています。
これにより、保存したデータへのアクセスが容易に行えるようになります。
また、上述したようにicpはブロックチェーンを用いたサービスを行っています。
そのため、データの大きさに応じてブロックを増やす事ができるため容量は無制限で使用できるメリットがあります。
さらに、情報を分散して管理しているため、運営元のトラブルやシステム障害で、データが取り出せなくなったり、データが盗まれるといったリスクも大幅に減らすことができるのです。
このように分散型クラウドサービスは多くのメリットがあります。
icpを運営している「Dfinity」は、「motoko」という独自のプログラミング言語を提供しています。
「motoko」を用いることにより、ブロックチェーン上へのアプリ開発や、新しいサービスの提供が容易に行う事ができます。
また、「motoko」は現在エンジニアとして活動している方に向けて作られた言語になります。
そのため、エンジニアの方々が普段使い慣れているプログラミング環境を提供するように設計されています。
つまり、「motoko」を使用する際は新しい言語を1から覚え直す必要無く、非常に便利です。
ちなみに開発元であるDfinityは、icpとそのプログラミング言語である「motooko」を5年以内に学校で教えるというカリキュラムを計画しています。
今後のicpとプログラミング言語「motoko」には今後も目が離せません。
icpは革命的なプロジェクトでメリットがたくさんある一方で、デメリットや危険性も多く潜んでいます。
主なデメリットとしてはicpは多くの手間と費用を要するということです。
上記でも示したように、icpはプライバシーデータを守ることができ、漏洩や、改ざんを防ぐことが可能となっています。
しかし、その反面、データの管理はより複雑になるという欠点があります。
icpは従来型とは異なり、分散型クラウドサービスの提供や高速なスマートコントラクトを可能にしているという事が分かりました。
ここからはicpの将来性や「Dfinity」が示しているこれからの見通し、さらには不安視されていることについて解説していきます。
コロナ禍になり在宅でのリモートワークが増えたり、クラウドへのシステム移行が急速したことによって、クラウドサービス市場は拡大を続けています。
総務省の令和5年版情報通信白書によると、世界のクラウドサービス市場は2020年に約35兆円だったのに対し、2021年には45兆円まで拡大しています。
この成長は今後も続くことが予想されており、その先頭を走るicpに注目が集まっています。
上記でも示したように、現在のインターネットは、集めたデータを1箇所に集約させ、保管するというやり方が従来のクラウドサービスになります。
2000年代の中頃からこのやり方が主流になり、現在ではGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)が中心となって世界のIT業界を牽引しています。
しかし、icpは、中央集権的な仕組みから分散型のクラウドサービスへ移り変わることを目標としています。
これを次世代のインターネット「web3.0」と言います。
もし、これが実現されるとなると無制限の容量を確保でき、データ漏洩のリスクも抑える事ができるためIT業界に革命が起こると言えるでしょう。
プロジェクトの創設者であるwilliams氏は20年に渡るicpのロードマップを公開しており、長期的な分散型クラウドサービスの普及を見込んでいます。
そんなicpは早くも様々なプロジェクトや企業に導入されています。
追跡防止機能がありながら、パスワードやIDを作成する必要がない「Internet Identity」や、イラストレイターやクリエイターが自分の作品を販売できる「NTF studio」がその代表例です。
多くのプロジェクトや企業が導入することで実績が生まれ、それがicpの信頼に繋がります。
今後も様々な分野での拡大を目指し計画が進められています。
2021年の9月にicpはビットコインとの接続を発表しました。
それに伴い、今までよりもさらに強固なセキュリティとなり、安心してビットコインの取引を行う事が可能となりました。
さらに、今後はイーサリアムとの接続も計画されています。
icpがビットコインとイーサリアムの両方に接続されれば、仮想通貨業界の大きな発展となりicpの将来価格の上昇に繋がります。
さらに、Dfinityでスマートコントラクトを使用する際には、icpを計算リソースに必要な「cycle」に変換します。
利用された「cycle」は最終的に焼却され、icpは減少します。
それに伴い、需要は増加していくため、icpの価格上昇が予想されています。
icpはブロックチェーンを活用しておりwed3.0の先駆けとして注目されています。
発足も2016年と比較的新しく、今後への期待は膨らむばかりです。
しかし、新しいプロジェクトである反面、不安視されていることもいくつかあります。
まずは、前例の無いプロジェクトであるため、ブロックチェーンの不具合が発見された場合に解決まで時間がかかるのでは無いかという点です。
さらには、セキュリティやデータ管理の観点から脆弱性が見つかる可能性もあります。
また、プロジェクトが発足した4年後の2020年5月には、バイナンスやcoinbaseといった大手仮想通貨取引所に上場されましたが、その直後に暴落し現在も下落傾向にあります。
icpは新しいプロジェクトで勢いがある反面、以上のような危険性も孕んでいるということを理解する必要があります。
ここまで読んでくださった方は、icpのメリット・デメリット、今後の展望などが分かって頂けたのではないでしょうか。
これらの情報を踏まえた上で、この章ではicpの購入方法やおすすめの業者を解説していきます。
現在は下落傾向にありますが、今後伸びていくとされている分散型のクラウドサービスを提供しているため、再度価格上昇の期待はあります。
しかし、それと同時に仮想通貨は価格変動が激しく、暴落するリスクも孕んでいます。
購入する際は、自分のリスク許容度をしっかりと理解した上で購入するようにしましょう。
まずは、国内取引所での口座開設が必要になります。
これは海外の仮想通貨取引所を利用する前に、日本の仮想通貨取引所で、送金用の仮想通貨を用意する必要があるためです。
初心者の方におすすめの業者は「Coincheck」です。
「Coincheck」のアプリは仮想通貨初心者の方向けに作られており、サポートが充実しているのでとても使いやすいです。
さらに一部上場のマネックスグループが親会社であるため、信頼や実績も十分と言えます。
国内取引所での口座開設が完了したら、送金するための仮想通貨を準備します。
仮想通貨icpは現在、日本の仮想通貨取引所では取り扱っておらず、海外の仮想通貨取引所を利用しなければなりません。
おすすめの購入先としては「Binance」「Bybit」「Gato.io」の3つが挙げられます。
「Binence」は世界最大規模の仮想通貨取引所として知られています。
「Bybit」は完全日本語対応となっており、手数料の安さが最大の魅力です。
「Gato.io」は豊富な取引銘柄と強固なセキュリティが特徴です。
海外の仮想通貨取引所の口座開設が完了したら、国内取引所で事前に準備していた仮想通貨を海外取引所へ送金します。
送金した仮想通貨が、着金したらicpを購入できます。
海外取引所で「Binance」を選択した場合、「コンバート機能」を使えば簡単に送金したビットコインと仮想通貨icpを交換することができます。
手数料を抑えたい場合は「現物」からの取引がおすすめです。
いかがだったでしょうか。
仮想通貨icpは今後のIT業界を担う分散型のクラウドサービスだという事がわかりました。
最新のブロックチェーン技術を採用し、データの漏洩や改ざん、窃盗のリスクを減らすことができます。
さらに、ビットコインとの接続発表や、今後はGAFAに置き換わるサービス、「web3.0」としての期待が持たれています。
しかし多くのメリットをもたらす一方でデメリットやリスクも孕んでいます。
仮想通貨icpは発足が2016年と比較的新しいプロジェクトになるため、不具合の発生やデータ管理に手間がかかるといったデメリットも抱えています。
また、仮想通貨icpの購入は現在、国内取引所では行えません。
今後はプロジェクトの拡大とともに国内取引所での購入も可能になる日を楽しみに待ちましょう。
仮想通貨icpの市場拡大と今後のプロジェクトを見守っていきたいですね。
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