イザカヤ編集部
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2024.04.22
投資戦略Tips
ステラルーメン(XLM)は仮想通貨の一種であり、数秒で決済できる・送金コストを大幅に抑えられるなどのメリットがあります。前身のリップル(XRP)とは異なり、個人間のやり取りに特化した通貨なので、いつでもどこでも、気軽に取引できるのが魅力です。
本記事では、仮想通貨取引にステラルーメンを活用するメリットやステラルーメン通貨の特徴について徹底解説しています。また、仮想通貨取引におすすめの取引所を6社紹介しています。
ステラルーメン(XLM)は、個人が送金で利用することを目的に、リップル(XRP)の元開発者ジェド・マカレブ氏が主導して2014年に開発された仮想通貨です。ステラ開発財団が発行の主体となり、中央集権の特徴を有します。
基本情報 | 通貨名 | ステラルーメン |
---|---|---|
ティッカー | XLM | |
発行開始年月 | 2014年7月31日 | |
時価総額ランキング | 25位※ | |
発行状況 | 発行主体 | ステラ開発財団 |
上限発行量 | 500億XLM | |
発行予定・条件 | ・財団が約300億XLMを所持(2019年時点) |
※ 2024年2月時点 CoinMarketCap調べ
様々なデジタル取引の円滑化を目的として開発されたステラルーメンには、法定通貨間のやり取りを仲介できる、安価な手数料で高速送金ができるなどのメリットがあります。これは、銀行が持っていないユーザーへマイクロペイメントのサービスを提供することを視野に入れたうえで実現されており、より個人間での取引に特化した仮想通貨となっています。
最大年利12%のIZAKA-YAでは、ステラルーメンの前身であるリップル(XRP)の取り扱いがございます。
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h2 ステラルーメンで取引するメリット
ステラルーメン(XLM)を用いて取引するメリットとしては、以下の項目があげられます。
中央集権的である
法定通貨間のやり取りを仲介できる
数秒で決済できる
時間面や金銭面で送金コストが抑えられる
独自のコンセンサスアルゴリズムを採用している
スマートコントラクトの仕組みがある
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨やブロックチェーンは、運営や取引などの仕組みが、コミュニティ主体の分散型であることが多いです。一方でステラルーメン(XLM)においては、合意形成を行うメカニズムは分散型を採用しながらも、管理・運用については、中央集権的な組織であるステラ開発財団が担っています。
ステラルーメン(XLM)は法定通貨間のやり取りを円滑にする性質を持っています。
従来の銀行間送金においては、SWIFTのネットワークシステムが採用されています。法定通貨間のやり取りを行う際、直接取引の無く送金に対応していない銀行では、間に中継銀行を挟まなければいけないため、送金や着金などの手続きで多額の手数料がかかることが特徴です。
一方で、これらのやり取りをステラルーメン仲介(ブリッジ通貨による国際送金)で行えば、これまでよりも安価な手数料での海外送金が可能となります。
中でも、同じ性質をもったブリッジ通貨としてリップル(XRP)があげられます。リップルは金融機関の間での送金に利用されるのに対し、ステラルーメンは個人間・中小企業間送金などのよりパーソナルな目的で利用することができます。
ステラルーメン決済の特徴の1つに、数秒の超高速で決済が行えることがあげられます。
従来のビットコインやイーサリアムなどの取引においては、不特定多数のマイナーによるマイニングによるブロックチェーンの形成で取引承認が行われます。
一方でステラルーメンの場合、取引の承認にはマイニングは用いられず、事前に承認を受けたバリデーターによる承認者により承認を受けることで高速かつ安価での取引が実現されます。
先項でご紹介した「法定通貨間のやり取りを仲介できる」などの性質や数秒で決済できる等のメリットから、ステラルーメン(XLM)は海外送金のコストや時間を節約する目的で、大いに活躍することができます。
時間面や金銭面での送金コストが抑えられることで、クロスボーダー決済などの、従来の通貨では難しかった取引が容易に行えるようになります。また、清算から決済までにかかるコルレス銀行(中継銀行)による一連の仲介プロセスは不要となり、ほぼリアルタイムでのクロスボーダー決済が可能となりました。
アメリカのIBMではステラを活用したブロックチェーンワールドワイヤーを新たに採択しています。取引量の面でも、全世界におけるステラが用いられる決済や取引が軽微な増加傾向にあります。これは、ステラルーメンの使い勝手の良さやコストの安さが影響しているものと考えられます。
一般的な仮想通貨取引においては、取引の承認に不特定多数のユーザーが関与する傾向があります。取引速度や決済速度に差異が生じるため、合意形成を行う過程での平等性が確保されないといったデメリットが生じます。
一方でステラルーメン(XLM)では、信頼できるバリデーターを選出する方式である独自のコンセンサスアルゴリズム「SCP(Stellar Consensus Protocol)」を採用しています。このため、取引速度や決済速度の平等性を担保できる仕組み作りがなされています。
スマートコントラクトとは、すべての参加者が取引履歴をリアルタイムで共有できるようにする仕組みのことです。改ざんが極めて難しいブロックチェーン上に取引履歴が記録されるため、契約内容の確実性や透明性が大幅に向上します。プログラムによって決められた処理の実行により、該当の処理が実行されます。イーサリアムなどの多くの暗号資産では、このスマートコントラクトの仕組みが採用されています。
ステラルーメンは2014年のリリース以降、様々な地域や機関で採択されています。
IBM社がステラのブロックチェーン技術を採用
ウクライナ政府がステラ開発財団と覚書を締結
国家の送金システムとして採用
イスラム圏でシャリア認証を獲得
2019年3月、IBMは送金ネットワークサービス「World Wire」の運用を新たに開始しました。運用にはステラのブロックチェーン技術が活用されており、これらの技術を活用した「World Wire」へは、韓国(釜山銀行)やフィリピン(リサール商用銀行)、ブラジル(バンコ・ブラデスコ)など6つの銀行からの参画が表明されています。
IBM社は、ステラルーメンなどの仮想通貨取引をさらに円滑に行う体制を整えるため、独自のステーブルコインの導入も行っています。
またIBM社のみならず、リップル社やJPモルガンなども様々な政策を打ち出しており、今後理想とされる取引方法が頻繁に変わる可能性があります。
ウクライナ政府は2021年1月4日、中央銀行デジタル通貨の開発でステラブロックチェーンを活用する旨の覚書に調印を行いました。目的は、ウクライナにおけるデジタル通貨の開発とそれらに伴う暗号資産エコシステムの整備です。一連の整備後には、国内の通過や資産のデジタル化推進も視野に入れて検討を進めています。
この他、ユーロに連動するステーブルコイン発行を計画しているヨーロッパの老舗銀行などもステラのブロックチェーンを採用しています。
個人間取引においてアドバンテージを発揮するステラルーメンはナイジェリアなどの国家における送金システムとしても活用されています。従来の法定通貨間の取引における、労力やコストなどの問題を解決しており、よりスピーディーな事務処理が可能となるため、ナイジェリア以外の国家においても、積極的な検討がなされています。
2018年7月、ステラの技術及びネットワークはシャリア適合の認証を受けました。シャリア適合の認証を受けたことで、イスラム法への適合が併せて証明されたこととなり、「無利子金融」を基本とするイスラム圏における取引も可能となりました。
ステラルーメン(XLM)は、個人間の法定通貨間のやり取りにおいて、時間やコストの面で圧倒的なアドバンテージを発揮する仮想通貨です。また、類似する通貨として、企業間や組織間の取引において活用されるリップル(XRP)があげられます。
ここでは、ステラルーメンやリップルが取引可能な仮想通貨取引所についてピックアップしていきます。
取引所 | 最大年利 | ステラルーメン | リップル | その他の通貨 |
---|---|---|---|---|
IZAKA-YA | 12.0%~20.0% | × | 〇 | BTC, ETH, XRP, USDT, USDC,TRX, SOL, LTC, DOT |
コインチェック | 5.0% | 〇 | 〇 | 29種類 |
bitFlyer | 6.0~20.0% | 〇 | 〇 | 33種類 |
SBI VC トレード | 15.5% | × | 〇 | 20種類 |
bitbank | 5.0% | 〇 | 〇 | 38種類 |
GMOコイン | 10.0% | 〇 | 〇 | 26種類 |
フォビジャパン | – | 〇 | 〇 | 35種類 |
DMM Bitcoin | – | 〇 | 〇 | 34種類 |
ステラルーメンやリップルなどの仮想通貨取引においては、どれだけのリターンが返ってくるかを示す指標である最大年利を重視すべきです。
また、長期で試す場合は対応通貨の多さも、ポイントとなります。
本記事でおすすめの仮想通貨取引所は、期間限定で最大年利が20%のキャンペーンを行っている「IZAKA-YA」です。IZAKA-YAは、香港に本社を置く仮想通貨取引所で、ビットコインやイーサリアム、リップルなどの手数料や時短に優れた仮想通貨を高利率で取引できます。
ステラルーメンの将来性を考えるうえで考慮すべきことは、以下の通りです。
リップルとの動向を注視する
国内取引所での上場を果たしている
東南アジアやイスラム圏で拡大している
財団による市場介入の可能性を考える
ステラルーメン(XLM)の前身である、リップル(XRP)の動向を併せて注視することは非常に重要です。両者のプロジェクトや技術的側面は非常に似通っていることから、リップルで価格変動が起きると、ステラルーメンの価格変動も併せて起きやすくなります。この他、証券性が認められるか認められないかなど、仮想通貨としてのニュースやイベントも連動しやすくなっているため、ステラルーメンだけでなく、リップル関連の情報収集も重要となります。
また、両者は兄弟関係であり、良きライバル的な側面も持ち合わせています。このため、対立関係にある企業にとっては、互いが味方関係に変化することもあります。
リップルの後身であるステラルーメンは、数々の国内取引所において上場を果たしています。しかしながら、リップル(XRP)には対応しているが、ステラルーメン(XLM)取引には対応していない取引所はいくつか存在します。
リップルは、組織・企業に特化した仮想通貨であるため、リップルのみに対応した取引所を活用する際は、注意が必要です。
2024年4月現在ステラルーメン(XLM)は、以下6つの取引所で取引を行うことができます。
コインチェック
bitFlyer
bitbank
GMOコイン
フォビジャパン
DMM Bitcoin
ステラルーメンは、上記6つ以外の取引所では取り扱いの無い通貨となるため、注意するようにしてください。
利便性に優れた仮想通貨であるステラルーメンは、シャリア認証の取得などを契機に、東南アジアやイスラム圏で規模を拡大しています。特に「無利子金融」を原則とするイスラム圏では、国際送金の優れた手段として、今後導入が進められていくものと思われます。シャリア適合認証は、イスラムにおいて絶対的な信頼を得ている法規です。このため、基本理念に反することなく、ステラルーメンがイスラム圏へ安定供給されることが予想されます。
一方、東南アジア圏においては、銀行口座を持つことのできない貧困層の間でのシェアが急増しています。特に出稼ぎをすることの多い東南アジア圏では、出稼ぎ先の国からステラルーメンを利用して、母国にいる家族へ短時間で送金できるようにしています。
ステラルーメンは今後、財団による市場介入を受ける恐れがあります。過去には2019年11月5日に、ステラ開発財団による大規模な市場介入が行われています。
SDFによるトークンバーンの概要
ステラ開発財団(SDF)は、ステラの供給量に対してトークンバーンを実施
発行した通貨の供給量の50%を強制的に減らされる
目的は個人間送金や決済における実用性を担保するものであるとしている
ステラ開発財団により、既に発行された暗号資産の50%を減らす、大規模な市場介入が行われました。これらの介入により、残ったステラルーメンの価値や価格は急上昇し、希少性がより高まりました。
ステラルーメン全体の約6割はステラ開発財団が保有し、残りの4割を市場に供給しています。また、財団が保有しているステラルーメンの金額は300億XLM程であり、市場に流通しているのは200億XLM程となります。
市場介入の内容によっては、今後の取引が有利にも振りにも働く可能性があるため、常に最新の情報をキャッチできる仕組みを整えておく必要があるといえます。
ここからは、仮想通貨(BTC)取引でおすすめの取引所を6社ご紹介します。
出典:IZAKA-YA
取引銘柄 | BTC, ETH, XRP, USDTの4種類 |
---|---|
最高利率 | 年間12%~20% |
出金手数料 | 570円 |
公式サイト |
「IZAKA-YA」は、香港に本社を置く仮想通貨の取引サービスです。年利は12.0%~20.0%であり、他社を圧倒するリターンが期待できます。
取り扱い銘柄は9柄で、ステラルーメンの前身であるリップルを取引に利用できます。
出典:CoinCheck
取引種類 | 現物取引(販売所),現物取引(取引所),レバレッジ取引(取引所) |
---|---|
取引手数料(取引所・BTC) | Maker:-0.01% |
取引銘柄数 | 26種類 |
レバレッジ最大倍数 | 2倍 |
最低取引量 | 0.00001BTC |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 金額に応じて無料または400円 |
送金手数料 | 無料 |
公式サイト |
「コインチェック」は、直近3年間のダウンロード数 No.1を獲得した仮想通貨取引サービスです。
暗号試算取引業者としてのセキュリティ体制が万全で、資産流出などを他社よりも抑えて取引できます。
出典:DMM Bitcoin
取引種類 | 現物取引(販売所),レバレッジ取引 |
---|---|
取引手数料(取引所・BTC) | 無料 |
取引銘柄数 | 38種類(レバレッジ含む) |
レバレッジ最大倍数 | ー |
最低取引量 | 0.0001BTC |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
公式サイト |
「DMM Bitcoin」では、シンプルかつカンタンなSTモード、本格取引が可能なEXモード2つのモードから選択してご利用いただけます。
今なら、新規口座の開設で即時1,000円がプレゼントされるキャンペーンを実施中です。
出典:GMOコイン
取引種類 | 現物取引(販売所),現物取引(取引所),レバレッジ取引(取引所) |
---|---|
取引手数料(取引所・BTC) | Maker:-0.01% |
取引銘柄数 | 26種類 |
レバレッジ最大倍数 | 2倍 |
最低取引量 | 0.00001BTC |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 金額に応じて無料または400円 |
送金手数料 | 無料 |
公式サイト |
「GMOコイン」は、仮想通貨取引とFXの両方を1つのアプリで完結できるサービスです。
今なら、FX口座の新規開設で最大97,200円がキャッシュバックされるキャンペーンを実施中です。
出典:SBI VC トレード
取引種類 | 現物取引(販売所),現物取引(取引所),レバレッジ取引 |
---|---|
取引手数料(取引所・BTC) | Maker:-0.01% |
取引銘柄数 | 20種類 |
レバレッジ最大倍数 | 2倍 |
最低取引量 | 0.0001BTC |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
公式サイト |
「SBI VC トレード」は、レバレッジ取引や積み立て取引のほかNFT取引へも対応している数少ないサービスです。
入金手数料などの各種手数料のほか、口座維持手数料やロスカット手数料まで無料になるため、お得に取引を始められます。
取引通貨では、ステラルーメン(XLM)の前身であるリップル(XRP)の取り扱いがございます。
出典:bitFlyer
取引種類 | 現物取引(販売所),現物取引(取引所),レバレッジ取引 |
---|---|
取引手数料(取引所・BTC) | 約定数量×0.01~0.15% |
取引銘柄数 | 32種類 |
レバレッジ最大倍数 | 2倍 |
最低取引量 | 0.00000001BTC |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 金額・方式に応じて220〜770円 |
送金手数料 | 0.0004BTC |
公式サイト |
「bitFlyer」は、ビットコイン(BTC)取引量6年連続 No.1の仮想通貨取引サービスです。
三井住友銀行からのお振込みであれば、取引米にかかる振込手数料が無料となります。
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