テザー社、1Qに8888BTC追加購入でビットコイン保有量を拡大

ステーブルコイン「USDT」を発行するテザー社は、2025年第1四半期に8,888BTCを追加購入し、ビットコイン保有量を増加させました。​この購入は、同社が2023年5月に公表した、利益の最大15%を定期的にビットコイン購入に充てる方針に沿ったものです。​テザー社は、ステーブルコインの裏付け資産として現金や米国債などの現金類似資産からの移行を目指しており、ビットコインの保有を増やしています。 ​

オンチェーン分析プラットフォームのデータによれば、テザー社のビットコインウォレットは現在、約92,647BTCを保有しており、評価額は約76.4億ドル（約1.14兆円）に達しています。​この保有量により、テザー社は世界で6番目に大きなビットコイン保有ウォレットとなっています。​また、同社のビットコイン購入の平均コストは約41,147ドルと推定され、現在のビットコイン価格を考慮すると、約38.3億ドル（約5,730億円）の含み益を有していることになります。​

このような積極的なビットコイン購入戦略は、テザー社の財務基盤の強化と、ビットコイン市場全体の需要と安定性に寄与していると考えられます。​仮想通貨市場において機関投資家の参入が加速する中、テザー社の取り組みは注目に値します。

（参考）ステーブルコイン企業テザー、1Qに8888BTC追加購入で世界第6位の大口ウォレットに