メタプラネット、ビットコイン購入強化へ　17.5億円社債発行と株主優待を発表

ビットコイン戦略の加速

メタプラネットは18日、17.5億円の普通社債を発行し、その資金をビットコイン購入に充てると発表しました。同社は4月にビットコインを戦略的に購入・保有する方針を示しており、円安やマイナス金利政策を背景に、日本円の価値低下リスクを回避する狙いがあるとしています。現時点での保有量は1,018BTCに達し、国内外で注目を集める企業となっています。

今回の社債は期間1年、利率0.36%、償還期限は2025年11月17日とされ、投資ファンド「EVO FUND」に全額が割り当てられます。同社は今回の発行が2024年の連結業績に与える影響を軽微と見込んでいます。

株主優待制度を新設

さらに、メタプラネットは株主優待制度を新設すると発表しました。2024年12月31日時点で100株以上保有する株主が対象となり、ビットコインに関連する特典を中心に提供される予定です。具体的には、以下のような優待内容が含まれます：

• SBI VCトレードでのビットコイン抽選プレゼント

• ビットコインカンファレンス入場割引券

• ビットコインマガジンストア割引券

• 提携ホテルでの宿泊料金割引

• ウィブル証券での口座開設キャッシュバック

同社は今後も優待内容を充実させるとともに、株主との関係強化を図る方針を示しています。この動きは、企業としての使命やビットコインエコシステムに対する理解を深める一助となることを目指していると述べています。

株価も急回復

株主優待制度の発表と社債発行計画が好感され、同社の株価は前週の安値1,698円から急上昇し、18日には一時2,100円台を記録しました。今回の発表が投資家心理に好影響を与えたことがうかがえます。

メタプラネットはこれからもビットコイン市場での存在感を高め、株主にとって魅力的な企業として成長を続けることを目指しています。

（参考）メタプラネット、ビットコイン買い増しへ17.5億円の社債発行　株主優待制度新設も