イザカヤ編集部
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2024.05.20
仮想通貨
仮想通貨に興味を持っている、もしくは保有したり取引したりしている人の中で
「仮想通貨のファイルコイン(FIL)って何?」
「仮想通貨ファイルコイン(FIL)の特徴や注目されている理由について知りたい。」
「ファイルコイン(FIL)の将来性や課題について知りたい。」
このように思われている人も多いのではないでしょうか?
当記事ではこのような悩みを解決していきます!
記事を最後まで読んでいただければ、上記悩みについて解決できるかと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは解説していきます!
ファイルコインとは、ブロックチェーンベースである分散型ストレージネットワークのことで、安全に最も重要とされる情報を保存することを目指している仮想通貨です。
ファイルコインは、分散型ストレージネットワークによりデータを暗号化させ、永続的な高い耐障害性を持つストレージで保存することによって、事故や災害などで生じる可能性がある損失を防止し、上記目的の実現に努めています。
ファイルコインでは、データのアクセシビリティや完全性を保証する目的で、プルーフオブストレージ(PoS)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムが使われています。
このプルーフオブストレージとは、PoRepとPoStと呼ばれている2つの技術によって構成されており、これら技術を使いブロック生成・検証をマイナーが実施することによって、ネットワークの効率性と安全性が保たれているのです。
ファイルコインは、2024年の4月現在で、時価総額が約7,053億円となっており、時価総額ランキング26位となっています。
ファイルコイン(FIL)の特徴は、以下4つです。
ファイルコインがこれまでのクラウドストレージサービスと違うポイントは、分散型ストレージと呼ばれるシステムにあります。
分散型ストレージとは、データ保存を一か所に限らず、暗号化し分散させ保存する仕組みのことです。
データを保存する先を、企業のサーバーのような1カ所に保存しておく中央集権型サービスの場合、ハッキングで情報が漏洩してしまうリスクも高いだけでなく、複数端末でアクセスした際にサーバーが重くなってしまいダウンしてしまう可能性もあります。
しかし、分散型ストレージを採用することにより、複数の場所にデータを保存しハッキングされるリスクを減少させ、高いセキュリティが実現されています。
そのため、中央集権型サービスに比べ、セキュリティ対策が高いと期待を集めているサービスです。
ファイルコインがデータを保存する際に使うプロトコルは「IPFS」と呼ばれるものです。
IPFSプロトコルとは、世界中にあるデバイスの空いている箇所を見つけ、P2Pという分散ストレージの提供を行うシステムです。
分散ストレージのため、一か所にデータセンターをまとめる必要がなく、その結果高い効率性と高いセキュリティが実現されています。
Web3.0時代におけるストレージサービスを使うためのファイルコインは、日本国内ではGMOコインなどで取り扱われています。
ファイルコインのマイニング手法に関しては、その他の仮想通貨と少々変わってきます。
ファイルコインにおけるマイニングの場合、他の人に自分が保有している空きストレージを一定期間貸し出すことにより、通貨がもらえる仕組みです。
マイナーは空き容量の貸し出しを行う上で、一定の期間オンラインに空き容量が存在すると「宣誓」する必要があります。
また、ファイルコインをマイニングの担保としてブロックチェーンに送り、セクターの値段と容量を定め、ストレージマーケットから売りに出せます。
セクターを買い取る相手が見つかった場合、代金支払いが行われ、保存したいデータがマイナーに転送される仕組みです。
このような画期的なマイナー方法が、話題を集め注目されています。
しかし、ファイルコインのマイナーは、貸し出しを行ったストレージ内にあるデータが紛失しないよう、常にストレージにアクセスできるよう設定することが必要です。
万が一、保存データを紛失してしまったり、ストレージがオフラインとなりアクセスできなかったりしてしまった場合、ブロックチェーンへ送信している担保の一部を没収されてしまうため注意してください。
このような理由からも、一般個人の投資家によるマイニング参加は困難とされ、大容量サーバーが提供可能な法人がマイナーとされています。
ファイルコインが成功するためには、安定したマイナーを多数確保する必要があります。
本格的にファイルコインが運用される前から、ファイルコインではマイナーを募集し、テストなどが繰り返されてきました。
そして、本格的な運用が開始される時点で、すでに34か国で400人以上のマイナーが参加表明しており、ストレージ総容量では、325PBに達しています。
この400人以上のマイナーは、ストレージの安定提供が可能なマイナーを意味し、そのほとんどが法人です。
出資者を募集し参加するマイナーも多数存在し、出資者を含めた場合、数万人もの人が参加しています。
そして、容量の325PBに関しては、映画であれば約9000万本、もしくはWikipediaコピーサイトであれば約1400個が保存できるほど、大きな容量です。
ファイルコイン(FIL)が注目されている理由は、以下3つです。
仮想通貨界で最も有名な存在であるビットコインですが、アメリカの取引所であるナスダックでは、ビットコインを今後超える可能性がある暗号資産としてファイルコインを選定しています。
ビットコインは普及率と知名度に関して、他の仮想通貨の追随を許さない圧倒的な存在ですが、機能面では特に優れている仮想通貨とはいえません。
そのため、実用性に関してファイルコインが高く評価された場合、今後の成長次第では、ビットコイン以上となる可能性があります。
ファイルコインにおけるICOは、2017年に実施されています。
このICOでは、対象が適格機関投資家のみに定められていましたが、280億円以上の資金調達を成功させました。
参加した投資家の中には、ベンチャーキャピタルで世界最大といわれるセコイアや、ウィンクルボス兄弟、コインベース、スカイプなど世界で名の知れたメンバーが多く参加しました。
このように、多くの名の知れたメンバーが参加していることからも、ファイルコインの将来への期待が高まり注目されています。
2024年現在、ファイルコインの価格は高騰しており、この高騰はSOLと戦略的な業務提携を結んだことが影響していると考えられています。
ファイルコインの分散型ストレージを使い、SOL側ではネットワークの拡張性およびセキュリティ、信頼性向上を目指す方針です。
この業務提携によって、ファイルコインの分散型ストレージが注目されています。
ファイルコインは、データを暗号化させ、分散して保存を行う分散型ストレージシステムが採用されています。
時価総額ランキング5位の代表的な通貨でもあるSOLですが、今回の提携で再び注目が集まる可能性が高いです。
ファイルコイン(FIL)の価格推移は、以下画像の通りです。
ファイルコインでは、2023年の前半にアメリカにおいて利上げペースが鈍化する期待から、仮想通貨市場全体の上昇に伴い、ファイルコインの価格も上昇しました。
しかし、実際の市場予想に反し、FRBの利上げ加速により、仮想通貨市場は下降トレンドとなりました。
2023年の10月における価格から分かるように、安値圏からは上昇しているものの、この上昇はビットコインが承認されたことにより起きた市場の過熱が原因とされています。
その後、3月まで大きく価格上昇を見せたものの、4月現在においては再び反発を見せています。
今後ファイルコイン単体のプラス要因のニュースが公開された場合は、再び大きく上昇する可能性も高いです。
ファイルコインの取引を検討されている方はファイルコインだけを見るのではなく、仮想通貨全体の価格推移をチェックすることが大切です。
ファイルコイン(FIL)の将来性について、4つの視点から解説します。
ファイルコインは、新しいプロトコルのIPFSが採用されており、次世代インターネットといわれているWeb3.0における関連銘柄の1つです。
世界のそれぞれの国で推進されているWeb3.0は、次世代インターネットにより世界を大きく変化させると期待されています。
ブロックチェーン技術が不可欠なWeb3.0ですが、ファイルコインが関連銘柄に挙げられている背景から、Web3.0に関連したプラス材料や、実現が近付くに連れて、ファイルコインにも多くの注目が集まり、価格が上昇する可能性が高いです。
世界的にクラウドサービスが拡大したことによって、今後もストレージサービス需要が伸び続けると予測されています。
2020年にクラウドサービスが1年で30%も伸びたこともあり、拡大を続けています。
メタバース技術が今後浸透することで、さらに大容量のデータ保存が求められ、ファイルコンへの注目が高まる可能性が高いです。
Webコンテンツやアプリが複雑化したことにより、データ量も増加しています。
ファイルコインは、大規模な上に安価かつ信頼性も高いデータストレージの提供により、今後データ保存で求められる需要へ対応が可能です。
ファイルコインは、データ量が増えた際にも対応できるよう、インタープラネタリーコンセンサスを使っています。
インタープラネタリーコンセンサスは、ファイルコインにおけるネットワークを分割し拡張する仕組みです。
ファイルコインにおけるネットワークを親子関係の多数の小ブロックチェーンに分割することによって、データ種類や量に応じ、ネットワーク容量を柔軟に増やせるため、データ量が増えつつある今後においても、データ保存需要へ対応できます。
ファイルコインは、多くの大手取引所にすでに上場しています。
先物取引に関してはGate.io、現物取引に関してはCoibaseなど、有名取引所で取引できます。
しかし、米国外の取引所で見た際には、まだまだ上場を果たした取引所は多くありません。
高く注目され、大きな市場を持つトークンのため、今後世界中で取引されるようになるのも、時間の問題でしょう。
ファイルコイン(FIL)が抱える課題は、以下3つです。
ファイルコインは、2021年の3月に高騰していますが、これはグレイスケイル・インベストメンツにおける投資ファンドが大きな理由とされています。
今後は、他の機関投資家やファンドの参入も期待されていますが、ファイルコインがさらに注目を集め、成長し続ける上で、大きな資金を調達するのは不可欠です。
そのため、大手ファンドなどの動きに対し、今後も注意しておく必要があります。
分散化させたデータの取り出しでは、ネットワーク上にある断片化されている情報を収集し、元データに復元しなければなりません。
そのため、ある程度の通信速度が不可欠です。
データ量一つひとつが大きい場合、通信にもある程度の時間がかかってしまいます。
ストレスを感じることなくユーザーが利用するには、通信速度の維持もしくは向上が、ストレージサービスの抱える重要課題とされています。
ファイルコインは、これまでの一極集中型ストレージサービスと比べれば差別化できているものの、シアコインやストレージなど、分散化ストレージサービスを採用している競合も多くあります。
その中でも、ファイルコインは現状最も有名な分散化ストレージサービスですが、今後さらに優れた技術を持つ競合サービスが出てくる可能性もあります。
利用価格や利用しやすさ、安全性など、常にユーザーにとって最初の選択肢として選ばれ続けることが、将来性に期待する上で大切なポイントです。
ファイルコインとは、ブロックチェーンベースである分散型ストレージネットワークのことで、安全に最も重要とされる情報を保存することを目指している仮想通貨です。
ファイルコインの特徴には、Google採用のIPFSが採用されていることや、多数のマイナーを確保していることがあります。
注目されている理由は、ビットコインを超える期待がされていることや、280億円以上の資金をICOで調達したことです。
しかし、ファイルコインには、通信速度を維持させる、もしくは向上させる、競合サービスと差別化するといった課題もあります。
そのため、ファイルコインに興味を持っている、もしくは保有したり取引したりしようと思われている方は、ファイルコインの特徴や課題を理解した上で検討することが大切です。
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