米オースティン大学、500万ドルのビットコインファンド設立へ

米国テキサス州のオースティン大学（UATX）は、ビットコイン（BTC）を活用した初の長期的な寄付基金を設立するため、金融サービス企業アンチェインドと提携しました。この基金は、500万ドルの資金調達を目指し、最低5年間のビットコイン保有を計画しています。この動きは、教育機関がデジタル資産を財務戦略に組み込む新たな潮流を示しています。

オースティン大学は、アンチェインドとの協力により、ビットコインを基盤とした長期的な寄付基金を設立する計画を発表しました。この基金は、500万ドルの資金調達を目指し、最低5年間ビットコインを保有する方針です。アンチェインドのCEO、ジョセフ・ケリー氏は、個人的に2BTCを寄付し、基金の設立を支援しています。この取り組みは、ビットコインを高等教育に統合し、代替的な金融モデルを探求する先例となることを目指しています。

エモリー大学も、ビットコイン上場投資信託（ETF）を通じて約1500万ドル相当のビットコインを保有していることが明らかになっています。このように、米国の大学基金がデジタル資産をポートフォリオに組み込む動きが広がっています。

機関投資家によるビットコインの採用が進む中、教育機関もデジタル資産を財務戦略に取り入れる傾向が見られます。オースティン大学の今回の取り組みは、ビットコインの長期的な価値を信じ、財務の多様化と強化を図るものと考えられます。

このような動きは、ビットコインの普及と信頼性の向上に寄与し、他の教育機関や投資家にも影響を与える可能性があります。今後、デジタル資産を活用した新たな財務戦略がさらに注目を集めることが予想されます。

（参考）米オースティン大学が500万ドルのビットコインファンドを設立、5年間の保有戦略を計画