米コインベース、ミームコイン3銘柄の取引を一時停止へ

コインベースがFLOKI、TURBO、GIGAの取引停止を発表

米国の暗号資産取引所コインベースは、同社の上場基準への適合性を確保するため、2025年4月14日午後2時（東部標準時間）よりFLOKI、TURBO、GIGAの3銘柄の取引を一時停止すると発表しました。これらのミームコインは比較的最近上場しましたが、短期間で大幅に価格が下落しています。

価格変動が激しいミームコイン、取引停止の背景

FLOKIは2024年11月、TURBOとGIGAは同年12月にコインベースへ上場しました。いずれのトークンも上場直後には急騰しましたが、その後は大幅に価格が下落し、現在ではピーク時の約4分の1程度の価値となっています。

FLOKIは、フロキエコシステム向けのミームコインおよびユーティリティトークンとして開発され、上場時には1時間で21%以上の上昇を記録しました。TURBOは、わずか69ドルの予算で誕生したイーサリアムブロックチェーン上のコミュニティ運営トークンであり、上場後24時間で18%上昇しました。GIGAは、ボディビルダーのミーム「ギガチャド」にインスパイアされたソラナブロックチェーン上のトークンで、上場発表後には39.1%の急騰を見せました。

コインベースの上場基準には、需要や流動性、市場での普及度、ソーシャルメディアでの市場反応、主要プロジェクト貢献者の実績、トークン分配方法などが含まれています。今回の取引停止は、これらの基準に照らした結果と考えられます。

なお、同社によると、ニューヨークにおいてCoinbase.com（Simple and Advanced Trade）、Coinbase Exchange、およびCoinbase Primeでのこれらの資産の取引が停止されるとのことです。

（参考）米コインベース、ミームコイン3銘柄の取引を一時停止へ