SBI VCトレード、DMM Bitcoinの資産移管で38銘柄体制に

14銘柄が新たに追加、利便性が向上

SBI VCトレードは、DMM Bitcoinの顧客口座および預かり資産の移管に関する正式契約を締結しました。この移管により、新たに14銘柄（NIDT、MONA、SAND、TRX、BAT、ALGO、APE、AXS、ETC、ENJ、CHZ、MKR、OMG、FCR）がSBI VCトレードの現物取引に加わり、総取り扱い銘柄数は38銘柄となります。移管対象はDMM Bitcoinにおける全顧客の日本円および現物暗号資産で、特別な手続きは不要です。

暗号資産同士の交換や一部レバレッジ取引は対象外

ただし、DMM Bitcoinで提供されていた一部のレバレッジ取引ペアや暗号資産同士の交換（ETH/BTC）については、移管後もSBI VCトレードでは提供されない予定です。

ステーキングサービスも継続

また、DMM Bitcoinでステーキング対象となっていたETH、AVAX、OAS、FLR、HBARの5銘柄についても、移管後のSBI VCトレードで引き続きサービスが提供されます。2025年4月上旬には初回のステーキング報酬が付与される見込みで、顧客に追加の手続きは必要ありません。

独自の手数料体系で差別化

SBI VCトレードは、暗号資産をレバレッジ取引の証拠金として利用できる希少な取引所の一つです。同社はファンディングレートを手数料体系に採用しており、ポジションによっては顧客が日次で手数料を受け取れる仕組みを提供しています。この特徴的な手数料モデルが、取引所間の競争において強みとなっています。

今後の展望

今回の資産移管により、SBI VCトレードは取り扱い銘柄の拡充とサービス強化を進め、より多様なニーズに応える体制を整えます。暗号資産市場における競争が激化する中、今回の取り組みは顧客基盤の拡大だけでなく、信頼性向上にも寄与すると期待されています。

（参考）SBI VCトレード、DMM Bitcoinの顧客資産移管　14銘柄追加で38銘柄体制へ