イザカヤ編集部
|
2025.05.30
仮想通貨ニュース
仮想通貨市場において調査・仲介業務を行うK33は5月28日、新たな財務方針としてビットコインへの本格的な投資をスタートすると公表しました。これに伴い、同社は6,000万スウェーデン・クローナ(約9億円)の資金を調達し、全額をビットコインの購入に充てるとしています。
この資金調達は、既存株主との投資契約に基づいて実施されており、株式および新株予約権の発行により1,500万SEK、転換社債によって4,500万SEKを確保しました。将来的には追加で新株予約権を発行することで、最大7,500万SEK(約11億円)にまで調達額を拡大できる可能性もあるとしています。
K33は特に日本国内において、仮想通貨市場の調査レポートや分析で高い評価を受けており、今月には「Sell in May(5月に売れ)」という格言とは対照的に、「Hold in May(5月に保有し続けろ)」という戦略を打ち出したことでも話題を集めました。
今回発表されたビットコイン財務戦略の目的は、単なる資産保有にとどまらず、事業拡大の基盤づくりにあるとされています。K33は、ビットコインを長期的に保有する一方で、これを担保とした貸付事業や分散型金融(DeFi)を活用した新たなサービスの提供を計画しています。加えて、銀行や資産運用会社などの金融機関とパートナーシップを築くことも視野に入れているといいます。
DeFiとは、中央の管理者が存在しない形でブロックチェーン技術を用いて提供される金融サービスを指し、近年急速に注目を集めている領域です。K33はこの分野でも積極的な展開を目指しており、仮想通貨を活用した新たな収益モデルを構築しようとしています。
K33の最高経営責任者であるトルビョルン・ブル・イェンセン氏は、今回の戦略について「我々の事業にとって大きな一歩であり、仮想通貨市場に対する確固たる信頼の表れだ」とコメントしています。さらに、ビットコインが今後、国際的な金融システムにおいて重要な役割を担うと確信していることを強調し、「この投資は、事業成長に向けた実行力を備える上で重要な意味を持つ」と述べました。
同社は現在、欧州の成長企業向け株式市場「Nasdaq First North Growth Market」に上場しており、今後の展開に注目が集まります。この市場は成長志向の企業に公開資金へのアクセスを提供するプラットフォームで、既に550社以上が上場しています。
K33の今回の取り組みは、仮想通貨を財務基盤に取り入れる新たな潮流を示すものであり、業界内外からの注目を集めることになりそうです。
イザカヤ編集部
新着記事
新着一覧を見る
keyboard_arrow_right2025.05.31
仮想通貨ニュース
2025.05.31
仮想通貨ニュース
2025.05.31
仮想通貨ニュース
2025.05.30
仮想通貨ニュース
2025.05.30
仮想通貨ニュース
2025.05.30
仮想通貨ニュース
2025.05.29
仮想通貨ニュース
2025.05.29
仮想通貨ニュース
暗号資産の運用なら、IZAKA-YA。
© 2023-2024 Izakaya.tech. All rights reserved
法的事項: このウェブサイトは、登録住所がRoom 1104, 11/F, Crawford House, 70 Queen's Road Central,
Centra, Hong KongのIzakaya Limitedによって運営されています。
制限地域: Izakaya Limited
は、アメリカ合衆国、カナダ、アルゼンチン、イスラエル、イラン・イスラム共和国、北朝鮮など、特定の国の居住者にはサービスを提供していません。
© 2023-2025 Izakaya.tech. All rights reserved
法的事項: このウェブサイトは、登録住所がRoom 1104, 11/F, Crawford House, 70 Queen's Road Central,
Centra, Hong KongのIzakaya Limitedによって運営されています。
制限地域: Izakaya Limited
は、アメリカ合衆国、カナダ、アルゼンチン、イスラエル、イラン・イスラム共和国、北朝鮮など、特定の国の居住者にはサービスを提供していません。