イザカヤ編集部
|
2024.07.27
FX
海外FXと聞くと、高額な利益を得られる一方、借金のリスクも気になるところですよね。結論から言えば、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者であれば、借金する可能性は限りなく低いと言えるでしょう。
しかし、ゼロカットシステムを採用していない業者を選んでしまったり、FX取引のルールを守らなかったりした場合には、借金を抱えるリスクは依然として存在します。
そこで今回は、海外FXで借金する可能性はあるのか?また、借金をする原因と対策法を徹底解説していきます。
結論から言うと、海外FXで借金するリスクは、国内FXと比べて格段に低いと言えます。
その理由は、多くの海外FX業者が「ゼロカットシステム」を採用しているからです。
ゼロカットシステムとは、トレーダーの口座残高以上の損失が発生した場合、FX業者がその損失を肩代わりする制度です。
つまり、たとえ為替レートが大きく変動して大きな損失が出たとしても、借金を抱えることはないということです。
しかし、ゼロカットシステムを採用していない業者を選んでしまったり、FX取引のルールを守らなかったりした場合には、借金を抱える可能性もゼロではありません。
まずは、海外FXで借金する原因3選について解説していきます。
ロスカットの遅れによる追証を受ける
金融機関からお金を借りてトレードする
損失を取り返すために多額の資金をかけてしまう
海外FXで借金をしないように上記3点をよくチェックしてみましょう。
海外FXで借金をする原因で特に多いのが、ロスカットの遅れによる追証(おいしょう)を受けることです。
ロスカットとは、証拠金が一定水準を下回った際に、強制的にポジションを決済する仕組みです。
しかし、相場の急変動によっては、ロスカットの注文が約定する前にさらに値動きが拡大し、口座残高がマイナスになってしまうことがあります。
このような場合、追証と呼ばれる追加証拠金の請求が発生します。
追証の金額は、マイナスになった口座残高の額と一致します。
また、追証を支払わない場合、強制決済となり、さらに損失が膨らむだけでなく、口座が凍結される可能性もあります。
つまり、口座に入金していた資金以上の損失を被ることになるのです。
それによって知らぬ間に借金を抱えてしまっているということもありえます。
FXで資金が不足した場合、消費者金融やカードローンで借金をして資金調達する人がいますが、借金をしてFXを行うことは非常に危険です。
借金には金利がかかるため、利益が出ていても借金の返済で手元に残るお金が少なくなってしまう可能性があります。
また、借金が膨らむと、返済が困難になり、自己破産に追い込まれる可能性もあります。
生活費やギャンブルの資金を捻出するために、借金をしてFXトレードを行う人もいますが、借金までまっしぐらなので非常に危険な行為であり、絶対にやってはいけません。
損失を取り返すために多額の資金をかけてしまう人も借金になりやすいです。
海外FXは、レバレッジを活かすことで少額の資金でも大きな利益を狙える魅力がありますが、その反面、損失もあっという間に膨らんでしまいます。
経験のないトレーダーは、最初のうちは順調に利益を上げられることもありますが、やがて損失を被るようになります。
焦りに駆られ、損失を取り返すためにさらなる投資を行い、レバレッジを高めてしまうのです。
しかし、市場の動きは人間の思い通りにはならないことが多いので、損失を取り返そうとする行為は、更なる損失を招く負のループを生み出してしまいます。
海外FXは、短期間で大きな利益を上げることができるというイメージが強いため、「一攫千金で損失を取り返せるはずだ」という甘い考えに惑わされてしまう人も少なくありません。
しかし、FXで安定的に利益を上げるのは簡単ではありません。一攫千金を狙うあまり、無謀な取引をしてしまうと、借金が膨らむだけでなく、最終的には自己破産にもなりかねません。
海外FXで借金する可能性はありますが、実際は借金のリスクは低いです。
その理由は、多くの海外FX業者が「ゼロカットシステム」を採用しているからです。
口座残高以上の損失が発生した場合、業者側が自動的に損失を補填してくれる制度があるおかげで、たとえ市場が急変動して大きな損失が出たとしても、借金を抱える心配はありません。
しかし、国内FX業者では、ゼロカットシステムを採用していない業者も多く存在するため、強制ロスカットが間に合わずに追証が発生し、借金を抱える可能性があるので注意が必要です。
海外FXを選ぶ際は、必ずゼロカットシステムを採用している業者かどうかを確認しましょう。
ここからは、海外FXで借金をしないための対策法について解説していきます。
ゼロカットシステムを利用する
余剰資金範囲内でトレードする
エントリー時に損切りラインを定めておく
価格の変動が激しい通貨には手を出さない
信頼できる業者を選ぶ
海外FXで借金をしないように上記5点は、徹底しておくようにしましょう。
海外FXで借金をしないために、特に重要な対策法の一つが、ゼロカットシステムを利用することです。
海外FX業者が提供する、追証が発生しない仕組みなので、利用しない手はないでしょう。
では、ゼロカットシステムを利用するメリットを見てみましょう。
追証のリスクがない:たとえ大きな損失を被っても、借金を抱える心配がありません。
安心してハイレバレッジ取引ができる:追証のリスクがないため、ハイレバレッジで積極的に取引できます。
初心者でも安心して取引できる:追証の心配がないため、FX初心者でも安心して取引できます。
ゼロカットシステムを利用することで、口座残高以上の損失が発生することはありません。
ゼロカットシステムは、海外FX業者の多くが導入していますが、すべての業者で採用されているわけではありません。
業者を選ぶ際には、ゼロカットシステムの有無を必ず確認しましょう。
海外FXで借金をしないための基本的な対策は、余剰資金でトレードすることです。
生活費や将来の資金など、失っても生活に支障が出ない範囲内で投資することが重要です。
まず、生活費や将来のための資金など、絶対に必要なお金は確保しておきましょう。
その上で、残りの 「余剰資金」 を 「投資資金」 として明確に区別することが大切です。
投資資金は、失っても生活に支障が出ない範囲内で設定することが必須です。
たとえ損失が出たとしても、生活を立て直せるだけの余裕資金を残しておくことが、借金を防ぐための第一歩となります。
つまり、海外FXでトレードする際には、全額を失っても生活に支障が出ないお金の範囲内でトレードするように徹底しましょう。
海外FXで借金しないためには、損失をいかに小さく抑えるかが鍵となります。
中でも重要なのが、エントリー前に「損切りライン」を明確に定めておくことです。
損切りラインとは、予想と異なる方向へ価格が動いた場合に、損失を一定額に限定するために決済を行うラインのことです。
損切りラインを定めておくことのメリットは、大きく3つあります。
感情に流されない:FXは含み損を抱えると、焦りや不安から損切りを先延ばしにしてしまいがちですが、損切りラインを事前に決めておくことで、感情に流されず、客観的な判断に基づいて損切りを実行できます。
資金管理を徹底できる:損失を一定額に限定することで、資金管理を徹底できます。たとえ1回のトレードで損失が出たとしても、全体の資金に占める割合を小さく抑えることで、立て直しの余地を残せます。
心の平穏を保てる:損切りラインを決めておくことで、最悪の事態を想定しておけます。そのため、たとえ損失が出たとしても、精神的なダメージを最小限に抑えられます。
では、借金をしないための損切りラインは、どのように設定すればよいのでしょうか?
大きく分けて以下の4つから自分に合った方法で試してみましょう。
エントリーポイントからの許容損失を決める:まず、エントリーポイントからどのくらいの値幅で損切りするかを決めましょう。一般的には5〜10pips程度が目安となります。
損失許容額を考慮する:自分の許容できる損失額を考慮して、損切りラインを設定しましょう。例えば、資金の1%を損失許容額とした場合、10万円の資金であれば1,000円が損切りラインとなります。
テクニカル指標などを活用する:移動平均線やサポートライン・レジスタンスラインなどのテクニカル指標を活用して、損切りラインを設定する方法もあります。これらの指標は、価格の節目となるポイントを示唆するため、損切りラインの目安として有効です。
損切り注文を活用する:エントリー注文を出す際に、同時に損切り注文も出しておくことで、感情に流されずに損切りを実行できます。損切り注文の種類としては、逆指値注文やOCO注文などがおすすめです。
損切りラインは、あくまでも目安であり、状況に応じて柔軟に変更する必要がありますが、エントリー前に必ず損切りラインを決めておくことで、海外FXで借金をしないための鉄則となるでしょう。
海外FXで借金をしないためには、価格変動の激しい通貨ペアへの取引を避けることが重要です。
なぜ価格変動の激しい通貨ペアは避けるべきなのでしょうか。
その答えは、価格変動の激しい通貨ペアは、ほんの少しのニュースや市場心理の変化でも大きく値動きしやすいためです。
たった数分目を離しただけでも、思わぬ損失を被るリスクが高くなります。
特に、以下の通貨ペアは変動が激しいので、要注意です。
エマージング市場の通貨ペア: トルコリラ/円、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円など
マイナー通貨ペア: ニュージーランドドル/シンガポールドル、ユーロ/ノルウェークローナなど
これらの通貨ペアは、取引量が少ないため流動性が低く、スリッページが発生しやすいという問題もあります。
スリッページとは、注文価格と約定価格の差。
流動性が低い通貨ペアではスリッページが大きくなり、思っていたよりも不利な価格で約定してしまう可能性が高くなるので、注意しましょう。
海外FXで借金をしないためには、信頼できる業者を選ぶことも重要です。
主に以下の要点をチェックしてから、どの海外FX取引所か選びましょう。
金融ライセンス:海外FX業者は、金融ライセンスを取得しているかどうかを確認しましょう。金融ライセンスは、業者が金融当局の監督下にあり、一定の基準を満たしていることを証明するものです。主要な金融ライセンスとしては、キプロスのCySEC、イギリスのFCA、アメリカのNFAなどがあります。
運営歴:運営歴が長い業者ほど、信頼できる傾向があります。また、過去のトラブルや問題がないか、口コミや評判も確認しましょう。
資金管理体制:業者の資金管理体制が透明性があるかどうかを確認しましょう。顧客の資金は、信託銀行等で分別管理されている必要があります。
日本語サポート:日本語でサポートしてくれる業者を選ぶと、トラブルがあった際にも安心です。
出金手数料:出金手数料が無料または低額な業者を選びましょう。
上記の点を調べずに海外FX業者を選んでしまうと、資金流出や個人情報流出などのリスクが高いので、必ず安全で信頼できる業者を選びましょう。
今回は、海外FXで借金する可能性について解説しました。
結論から言うと、海外FXで借金する可能性はゼロカットシステムによって低いですが、必ずとは言い切れません。
海外FXで借金をしないためには、以下の5つを徹底しておくことが重要です。
ゼロカットシステムを利用する
余剰資金範囲内でトレードする
エントリー時に損切りラインを定めておく
価格の変動が激しい通貨には手を出さない
信頼できる業者を選ぶ
現在、海外FXでトレードしている人や、これから海外FXでトレードする人は、借金をしないように注意しながらトレードしていきましょう。
イザカヤ編集部
新着記事
新着一覧を見る
keyboard_arrow_right2025.04.30
仮想通貨ニュース
2025.04.30
仮想通貨ニュース
2025.04.30
仮想通貨ニュース
2025.04.29
仮想通貨ニュース
2025.04.29
仮想通貨ニュース
2025.04.29
仮想通貨ニュース
2025.04.28
仮想通貨ニュース
2025.04.28
仮想通貨ニュース
暗号資産の運用なら、IZAKA-YA。
© 2023-2024 Izakaya.tech. All rights reserved
法的事項: このウェブサイトは、登録住所がRoom 1104, 11/F, Crawford House, 70 Queen's Road Central,
Centra, Hong KongのIzakaya Limitedによって運営されています。
制限地域: Izakaya Limited
は、アメリカ合衆国、カナダ、アルゼンチン、イスラエル、イラン・イスラム共和国、北朝鮮など、特定の国の居住者にはサービスを提供していません。
© 2023-2025 Izakaya.tech. All rights reserved
法的事項: このウェブサイトは、登録住所がRoom 1104, 11/F, Crawford House, 70 Queen's Road Central,
Centra, Hong KongのIzakaya Limitedによって運営されています。
制限地域: Izakaya Limited
は、アメリカ合衆国、カナダ、アルゼンチン、イスラエル、イラン・イスラム共和国、北朝鮮など、特定の国の居住者にはサービスを提供していません。