イザカヤ編集部
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2025.03.18
仮想通貨ニュース
スタンダードチャータードは、最新のレポートで2025年のイーサリアム価格予測を1万ドルから4,000ドルに引き下げました。デジタル資産調査部門の責任者であるジェフリー・ケンドリック氏は、レイヤー2ソリューション、特にコインベースのBaseがイーサリアムのエコシステムから価値を奪っていると指摘しています。
ケンドリック氏は、イーサリアムが自身で構築したレイヤー2フレームワーク内で「コモディティ化」しており、多くの取引手数料がメインネットを経由しなくなっていると述べています。特に、Baseはイーサリアムの時価総額から約500億ドルを引き出していると分析しています。
過去数年間のイーサリアムの変更点について、ケンドリック氏は「必要だったかもしれないが、価値を破壊してきた」と述べています。具体的には、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)からの移行である「マージ」、レイヤー2の概念、そしてレイヤー2を強化した「デンクン」アップグレードが挙げられます。特に、Baseは得られた利益をすべてコインベースに還元していると指摘しています。
短期的な見通しを下方修正したものの、ケンドリック氏はイーサリアムが時間の経過とともに価値を高め、2028年から2029年までに7,500ドルに達すると予測しています。しかし、手数料構造や市場ポジショニングに根本的な変化がなければ、ETH/BTCの比率は2027年までに0.015に低下し、2017年初頭以来の最低水準に陥る可能性があるとしています。
イーサリアムは依然として、分散型金融(DeFi)資産の総ロック値の50%以上、ステーブルコインの57%、トークン化資産の80%など、複数の指標で優位性を保っています。しかし、その優位性は徐々に低下しており、勢いを取り戻すためには、トークン化された実物資産(RWA)の拡大や、今後の技術的アップグレードによるスケーラビリティや手数料の仕組みの改善が必要とされています。
スタンダードチャータードの最新レポートは、レイヤー2ソリューションの台頭がイーサリアムの価値に影響を及ぼしていると指摘し、価格予測を大幅に下方修正しました。しかし、長期的には技術的な改善や新たな需要の拡大により、イーサリアムの価値が再び上昇する可能性も示唆されています。今後の動向に注目が集まります。
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