ソラナ現物ETFに新たな動き、グレースケールが申請

米国の暗号資産運用大手グレースケールは、ソラナ（SOL）の現物ETFをニューヨーク証券取引所（NYSE）Arcaに上場するための規則変更申請（19b-4）を、2024年12月3日に米証券取引委員会（SEC）へ提出しました。この申請により、グレースケールはVanEckやBitwise、21Sharesなどに続き、現物ETFの市場参入を目指す企業の一員となります。

ただし、SECが審査を正式に開始するためには、S-1フォームという詳細な財務情報やリスク要因を含む書類の提出が必要です。今回の提出書類には、SOLの保管方法やその保管企業に関する情報は含まれていません。

グレースケールは既にソラナを対象とした投資信託を提供していますが、これをETFへ転換する計画が具体化するかどうかはまだ不明です。ビットコインやイーサリアムETFの成功事例がある中、ソラナETFの上場が実現すれば、さらなる市場拡大が期待されます。

このニュースは市場で好意的に受け取られ、SOLの価格は前日比6.7%の上昇を見せました。一時的な価格下落を招いた韓国での戒厳令ニュースの影響を和らげる形となり、SOLの価格は217ドルから反発しています。

今回の動きは、ソラナの成長性や市場での需要を改めて示す結果となり、暗号資産市場全体にも注目を集めています。

（参考）ソラナ現物ETF、グレースケールが上場申請　SOL反発