マイケル・セイラー氏、ビットコイン購入を示唆

ビットコイン購入を示唆する投稿

マイケル・セイラー氏は、12月29日にSaylorTrackerウェブサイトからビットコイン（BTC）のチャートを共有しました。この投稿は、日曜日にチャートを公開し、月曜日にBTCを購入するセイラー氏の習慣的な動きとして知られています。同氏はX（旧ツイッター）で「SaylorTracker.comに掲載された不穏な青いライン」と述べ、390万人のフォロワーにメッセージを発信しました。この恒例の投稿は市場参加者の間で注目され、翌週の動向に期待が高まっています。

マイクロストラテジーの積極的なビットコイン投資

マイクロストラテジーは、2024年12月22日に1枚あたり平均10万6000ドルで5200BTCを購入しました。この購入量は2024年7月以降で最も少ないものの、同社の継続的な投資方針を示しています。セイラー氏は「どの価格帯でもBTCを購入する」との姿勢を明確にしており、マイクロストラテジーはビットコインへのレバレッジ投資の象徴と見られています。

資金調達計画「21/21プラン」の概要

同社は2024年12月の特別株主総会で、さらなるビットコイン購入資金を調達するための計画を発表しました。この「21/21プラン」では、今後3年間で210億ドルの株式発行と210億ドルの固定利付社債を通じて資金を調達し、合計420億ドルをビットコイン購入に充てる計画です。

デジタル資産市場への提案

セイラー氏は、米国のデジタル資産市場の成長を促進する包括的な枠組みを提案しています。この中で、米財務省に16兆ドルから81兆ドルの資産を提供することで、米国の国債を相殺する「ビットコイン戦略的備蓄」の構想を打ち出しました。また、デジタル資産の分類法を提示し、デジタルコモディティ、証券、通貨、トークン、NFTなどのカテゴリーを具体化しています。

ビットコインがもたらす経済的影響

セイラー氏の提案によれば、デジタル資産セクターの時価総額を10兆ドルに拡大することで、米ドルの基軸通貨としての地位を維持しつつ、経済全体に利益をもたらすとしています。このような構想は、ビットコインを含むデジタル資産市場の成長が、従来の金融システムにもたらす影響を示唆しています。

セイラー氏の動きとマイクロストラテジーの投資方針は、今後もデジタル資産市場の注目を集め続けるでしょう。

（参考）マイケル・セイラー、ビットコインチャートを投稿し購入を示唆