マイクロストラテジー、6.6兆円規模のビットコイン投資計画を加速

米国のビジネスインテリジェンス企業マイクロストラテジーは、ビットコイン（BTC）への投資戦略を強化するため、株主を対象とした特別会合を開催し、以下の重要な提案について投票を行うと発表しました。

1. クラスA株の発行可能株式数の増加：現在の3億3,000万株から10億3,300万株に増加させ、将来の資本調達を支援し、ビットコインの購入や他の戦略的投資を行うための柔軟性を確保することを目的としています。

2. 優先株の発行可能株式数の増加：現在の500万株から10億500万株に増加させ、より多様な資金調達オプションを確保し、財務戦略を強化する狙いがあります。

3. 2023年エクイティ・インセンティブ・プランの改正：新たに取締役会に加わるメンバーに対し、自動的に株式報酬を提供する仕組みを導入し、優秀な人材を引きつけることを目指しています。

これらの提案は、同社のビットコイン集中投資戦略をさらに推進することを目的としており、特に「21/21プラン」の加速に焦点を当てています。「21/21プラン」とは、マイクロストラテジーが2024年までの3年間で420億ドル（約6.6兆円）の資本を調達する計画で、210億ドルの株式と210億ドルの債券を活用し、調達資金を通じてビットコインの追加取得を行うものです。

同社はこれまで7週連続でビットコインの追加購入を実施し、現在444,262 BTCを保有しています。これらの提案が承認されれば、ビットコイン購入戦略をさらに加速するための財務基盤が整備されると期待されています。

マイクロストラテジーは、これらの提案を通じて株主価値の向上を目指しており、特別会合での投票結果が重要な節目となります。

（参考）マイクロストラテジー、6.6兆円規模のビットコイン戦略を強化へ