イザカヤ編集部
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2024.12.14
仮想通貨ニュース
コインベースの欧州部門は、暗号資産市場規則(MiCA)の規定に基づき、テザーのUSDTを含む6種類のステーブルコインの上場廃止を12月13日に実施すると発表しました。同社によると、対象となる資産は以下の通りです:USDT、PAX、PYUSD、GUSD、GYEN、DAI。この措置は、これらのステーブルコインがMiCAの基準を満たさないと判断されたためです。
一方で、コインベースは米ドル連動のUSDコイン(USDC)およびユーロ連動のEURコイン(EURC)のサポートを継続すると明らかにしました。これらのコインは、コインベースと米国の暗号資産企業サークルが共同で運営しており、MiCAの規制基準を満たしているとされています。
MiCAのステーブルコイン規制の第1段階は2024年6月に施行されましたが、完全な規制枠組みは12月末から発効予定です。このため、コインベースは10月の時点で、非適格なステーブルコインを事前に上場廃止する計画を発表していました。ユーザーには、USDCなど適格なコインへの資産移行が推奨されています。
コインベースの広報担当者は、上場廃止の措置が規制準拠を目的としたものであり、MiCAに適合する資産については再上場を検討する可能性があるとコメントしました。しかし、欧州でのUSDTの取引量に関して具体的な言及は避けています。
コインベースの決定は、MiCAによる新たな規制環境への対応として評価されていますが、規制当局である欧州証券市場監督局(ESMA)はUSDTの適合性について正式な見解を発表していません。一方で、テザーのCEOであるパオロ・アルドイノ氏はMiCAの一部規制に対して批判を表明し、テザーが技術ベースの解決策を模索していると述べています。
2023年にはテザーがユーロ連動型ステーブルコインEURtのサポートを停止する決定を下しましたが、これはユーザーの関心の低さが要因とされています。現在、テザーは欧州市場向けに新たなMiCA準拠のプロジェクトを進めており、引き続き地域へのコミットメントを示しています。
一部の市場関係者は、上場廃止措置が迅速に進められた背景に競争上の戦略があった可能性を指摘しており、規制の適用と市場の動向が引き続き注目されています。
コインベースによるUSDTなどの上場廃止は、MiCAの施行に伴う規制対応の一環として行われたものです。この動きは、欧州における暗号資産市場の将来に影響を与える重要な局面となるでしょう。一方で、規制に対する各企業の対応が今後の市場動向を左右すると見られており、さらなる注目が集まっています。
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