ロビンフッドCEO、資産トークン化で投資革命を提唱

ロビンフッドのウラジミール・テネフCEOは、非上場企業への投資機会が限られている現状に対し、資産のトークン化が解決策となり得ると述べています。彼は、仮想通貨技術を活用した資産のトークン化が、投資の民主化を推進し、より多くの投資家に機会を提供すると強調しました。

さらに、ロビンフッドは暗号資産取引所ビットスタンプを2億ドルで買収することで合意しました。この買収により、同社は暗号資産事業を米国外へ拡大し、機関投資家向けサービスの強化を図るとしています。ビットスタンプは2011年に設立され、85種類以上の暗号資産の取引を提供しており、50以上のライセンスと登録を保持しています。

ロビンフッドは、ビットスタンプのプラットフォームと専門知識を活用することで、コンプライアンス、セキュリティ、顧客中心主義への取り組みを維持しつつ、ユーザーにより充実した取引体験を提供することを目指しています。この戦略的提携により、同社はアメリカ以外の国での事業拡大と、機関投資家の勧誘で有利な立場に立つことが期待されています。

今回の発表は、ロビンフッドが仮想通貨技術と伝統的金融サービスの融合を通じて、投資環境の革新と多様化を推進する姿勢を示しています。資産のトークン化と国際的な事業拡大により、同社はより多くの投資家に新たな機会を提供し、金融市場の民主化に貢献することを目指しています。

（参考）「RWAトークン化は仮想通貨革命の真の可能性を解放する手段」ロビンフッドCEOが事業方針を説明