テスラ、ビットコインの保有継続　約1,600億円相当

ビットコインの保有方針に変化なし

米電気自動車大手テスラは1月30日に発表した決算報告で、9,720ビットコイン（BTC）を継続して保有していることを公表しました。これは約10億ドル（約1,600億円）に相当します。同社は2021年に約15億ドル分のビットコインを購入し、仮想通貨市場で注目を集めましたが、その後2022年第2四半期に約75%を売却しました。しかし、それ以降の残りのビットコインについては売却せず、現在も保有を続けています。

テスラの総資産におけるビットコインの割合は約0.046%とされています。過去に同社がビットコインを売却した際は、中国でのロックダウンによる資金流動性の確保が理由とされましたが、現時点では長期的な保有方針に変更はないとのことです。

また、仮想通貨市場では、大手企業によるビットコインの継続的な保有が、機関投資家の市場参入を促す要因として注目されています。テスラの最高経営責任者（CEO）であるイーロン・マスク氏は、仮想通貨に対して影響力を持つ人物としても知られており、ビットコインやドージコイン（DOGE）に関する発言が市場に与える影響は少なくありません。

今後、テスラのビットコイン保有方針がどのように変化するのか、引き続き注目が集まります。

（参考）イーロン・マスク氏のテスラ、ビットコイン保有継続　1600億円相当