テレグラムCEO、フランスからドバイへ一時出国許可　トンコイン急騰

デュロフ氏は、昨年8月にフランスで逮捕され、テレグラム上での違法行為への関与が疑われていました。その後、正式な起訴はされていないものの、フランスからの出国を禁じられていました。しかし、今回、数週間のドバイ訪問が許可され、すでに出国したと伝えられています。

この動きを受けて、トンコインの価格は急上昇し、投資家や市場関係者の間で大きな注目を集めています。

テレグラムの創設者兼CEOであるパベル・デュロフ氏は、昨年8月、フランス当局により逮捕され、テレグラム上での違法行為への関与が疑われていました。具体的な容疑としては、児童ポルノの拡散、麻薬取引、詐欺行為、マネーロンダリング、暗号技術サービスの提供などが挙げられています。

逮捕後、デュロフ氏は正式な起訴はされていないものの、フランスからの出国を禁じられ、500万ユーロの保釈金を支払い、司法監視下に置かれていました。

しかし、最近の報道によれば、フランスの捜査判事はデュロフ氏に対し、数週間のドバイ訪問を許可し、同氏はすでに出国したとされています。

この一時的な出国許可は、同氏の義務の一部が緩和されたことを示していますが、捜査は引き続き進行中であり、デュロフ氏が無罪であることを意味するものではありません。

このニュースを受け、テレグラム関連の暗号資産であるトンコイン（TON）の価格が急騰しました。市場関係者によれば、デュロフ氏の出国許可が投資家の信頼感を高め、トンコインの需要が急増したと分析されています。一方で、トンコインの価格上昇に伴い、投資家の関心が高まっており、価格の変動が大きくなる可能性も指摘されています。

テレグラムは、プライバシーとセキュリティを重視したメッセージングアプリとして知られており、世界中で多くのユーザーに利用されています。しかし、その匿名性の高さから、違法行為に利用されるケースも報告されており、プラットフォームの運営と規制のバランスが課題となっています。

今後、デュロフ氏に対する捜査の進展やトンコインの価格動向、そしてテレグラムの運営方針に注目が集まることでしょう。

（参考）テレグラムCEO、フランスからドバイへ一時出国許可獲得　トンコイン急騰