米国ビットコインETFの保有量、サトシを超える

米国で現物ビットコイン上場投資信託（ETF）が取引を開始して以来、そのBTC保有量が驚異的なペースで増加し、ついに110万BTCを突破しました。この数字は、ビットコインの創設者であるサトシ・ナカモトが保有すると推定される量を上回るものです。

ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、現物ETFが「世界で最も多くのビットコインを保有する存在」になったと指摘。「この成長は驚異的で、まだ取引開始から1年も経っていない」とその勢いを評価しました。

さらに、HODL15キャピタルのデータによれば、12月5日時点でETFのBTC保有量は110万3965BTCに達しており、サトシ関連のアドレスが保有する約110万BTCを上回っています。サトシの保有量は、全体の供給量（2100万BTC）の約5.2%に相当します。

ETFが市場で拡大する一方、サトシの存在は謎のままです。サトシの正体を明らかにしようとする試みが続く中、生存しているか否かも議論の的です。仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルのCEO、マイク・ノボグラッツ氏は、「もしサトシが生きていたなら、この市場の進展を喜んだはずだ」と述べています。

現物ビットコインETFが市場に与える影響は今後も注視されるべきでしょう。そして、この動きがビットコインの将来にどのような形で貢献していくのか、期待が寄せられています。

（参考）米国のビットコインETFのBTC保有量　サトシ・ナカモトを上回る