バイビットハッキング、盗まれた6万2200ETHが資金洗浄される

2025年3月1日、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス・グループ」による仮想通貨取引所バイビットのハッキング事件で盗まれた6万2200ETHが、新たに資金洗浄されました。この事件は、約1億3800万ドル相当のETHが不正に移動されたものとされ、残りの資金は約15万6500ETHに達しています。XユーザーのEmberCNは、バイビットハックで盗まれた49万9000ETHのうち、すでに34万3000ETHが移動され、残りの資金も今後3日以内に洗浄される可能性があると述べています。洗浄が進んだETHは、全体の68.7%に達しており、2月28日の時点では54%に過ぎなかったことが確認されています。

これに関連して、米連邦捜査局（FBI）は、バイビットハッキングに関与する51のイーサリアムアドレスを公開しました。また、チェイナリシスなどのフォレンジック企業は、ハッカーがビットコインやステーブルコイン、DEX（分散型取引所）を使って資金移動を行っていることを確認しています。特に、THORChainというクロスチェーンプロトコルは、資金移動の支援をしていたことが指摘され、開発者の一人がプロトコルへの関与を停止すると発表しました。

（参考）バイビットのハッカー、6万2200ETHを新たに資金洗浄

イザカヤ編集部

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