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イザカヤ編集部

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2024.11.25

  • 仮想通貨

仮想通貨のAI予測は当たる?各AIに今後の展望や将来性を聞いてみた

仮想通貨の価格動向は、近年、AI(人工知能)を活用した価格予測が話題となり、投資判断の新たな手法として注目されています。

AIは膨大なデータをもとに、高度な分析を行い未来の動きを予測するツールとして利用されていますが、その正確性や信頼性について疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、複数のAIが提示する仮想通貨の将来性や市場の展望について掘り下げてみます。AI予測がどのように回答するのか見てみましょう。

仮想通貨市場の現状

まずは、仮想通貨市場の現状について解説していきます。

  • ビットコイン

  • 主要アルトコイン

  • 話題のミームコイン

今年は仮想通貨が大きく変動するイベントが多く、ビットコインが過去最高値を更新したり話題のミームコインが誕生したりしています。

ビットコイン

ビットコイン(BTC)は仮想通貨市場の代表的な銘柄であり、その動向は市場全体に大きな影響を及ぼします。

執筆時点(2024年11月20日)では、アメリカ大統領選挙にてトランプ氏が勝利したことで、仮想通貨市場全体で上昇が目立ち、ビットコインの価格は約1,400万円を突破し、史上最高値を更新しています。

史上最高値を更新する一方、価格変動の激しさが再び注目されており、1日で10%程度価格変動することも起きています。

これには、トランプ・ラリーによる影響が大きく、次回の半減期への期待も関係しています。

また、ビットコインは単なる仮想通貨に留まらず、世界中でオンラインの決済通貨として採用されつつあります。

2024年の国際情勢や経済の不確実性の中、機関投資家からの需要が増加しており、その結果、取引量も急増しています。

一方で、いつまでトランプ・ラリーが続くのかという不安から、長期的な成長に影響を与える可能性も指摘されています。

ビットコインは今後、取引手数料の高騰やスケーラビリティ問題がありますが、身近であるトランプ氏や著名人の発言が注目されています。

主要アルトコイン

ビットコインに次ぐ存在である主要アルトコインも、市場の重要な部分を占めています。

特にイーサリアム(ETH)は、スマートコントラクト機能や分散型アプリケーション(dApp)の基盤として、注目度が高まっています。

2024年には、イーサリアム2.0のアップグレードにより、スケーラビリティと環境負荷の課題が改善されつつあります。

さらに、リップル(XRP)は国際送金市場での活用が進み、ここ数日間は大きく高騰し、約175円付近を記録しています。

他にも、ソラナ(SOL)やカーダノ(ADA)といった新興アルトコインは、独自のシステムを拡大しており、分散型金融(DeFi)やNFT市場での需要が拡大しています。

アルトコイン市場は競争が激しい一方、技術革新が急速に進んでおり、ビットコイン以外の選択肢として注目されています。

話題のミームコイン

ミームコインは、仮想通貨市場で話題性がある銘柄として注目を集めています。

代表例として、ドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIB)が挙げられます。

これらのコインは、主にコミュニティの支持やSNSでの拡散を基に価格が動くため、時価総額のトップ10に位置しています。

そして、2024年11月11日には、TikTokを中心に世界的に流行したハッピー・キャットの「HAPPY」が仮想通貨としてローンチしました。

ローンチ後、HAPPYは多くの投資家から注目を集め、新たなミームコインとして価格が高騰しています。(2024年11月20日:5.67円)

しかし、ミームコインは価格変動が非常に激しいため、一時的に高騰した可能性も十分にあり得ます。

特に、著名人の発言がトレンドに大きく影響を受ける傾向があり、短期的な投資対象として利用されることが多いです。

一方で、ミームコインの中には、ドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIB)などの時価総額TOP10にランクインするほど、メジャーコインになる可能性もあるので、ハッピー・キャットも目が離せません。

AI予測を信じるべきか?

AI技術は近年、驚異的に進化を遂げ、私たちの想像を遥かに超えるほど多くの分野で予測精度の高さが注目されています。

しかし、仮想通貨取引でAI予測を信じても良いのでしょうか。

結論から言うと、すべての予測が正確で信頼できるとは限らないため、信じるかは自分次第。というのが答えになります。

AIは過去のデータを分析・学習できるので、人間が行うより精度が高い場合もある一方で、データの偏りや不足があり得ます。

また、AIアルゴリズムがどのように結論を導き出したのかが分かりにくい「ブラックボックス化」の問題もあるため、AI予測を活用する際には、根拠となるデータの質やアルゴリズムの透明性を慎重に確認し、結果を信じすぎないのが重要です。

仮想通貨のAI予測をするメリット

ここからは、仮想通貨のAI予測をするメリットについて解説していきます。

  • リアルタイムで情報を処理できる

  • 感情に左右されない

  • 過去のデータを元に学習できる

AIは、リアルタイムで情報処理できたり、過去のデータを分析できるメリットがあります。

リアルタイムで情報を処理できる

AIによる仮想通貨予測の最大の魅力は、膨大なデータをリアルタイムで処理できる点です。

仮想通貨市場は24時間365日取引できるため、瞬時に価格変動します。

そのため、人間による分析では、短時間で大量の市場データや関連ニュースを網羅的に理解することは困難ですが、AIは可能になります。

たとえば、取引所のデータ、ニュース記事、SNSの投稿などをリアルタイムでスキャンし、価格変動の分析ができます。

また、AIは取引量や市場の流動性といった定量的データだけでなく、ニュースの文脈やSNSの感情分析といった定性的な情報も取り入れることが可能です。

これにより、短期的な価格変動に迅速に対応しながら、中長期的な市場トレンドを見極めることもできます。

感情に左右されない

仮想通貨のAI予測は、感情に左右されません。

人間が取引する際には、感情のコントロールが重要です。

特に、価格が急騰すると「もっと利益を得られるのでは」と期待し、ガチホしがちです。

逆に、価格が急落するとできるだけ早く損失から逃れたいために「パニック売り」をしがちです。

これに対し、AIは感情を持たないため、冷静かつ客観的な判断ができます。

AIは、統計的なアルゴリズムや事前に設定された基準に基づいて市場を分析します。

たとえば、市場が過剰に反応したときに適切な反対売買を行う「逆張り戦略」や、トレンドが形成されているときに取引する「順張り戦略」を適切に実行できます。

これにより、投資家は感情に左右されず、冷静に取引できます。

過去のデータを元に学習できる

AIは、膨大な過去データを学習し、未来の市場動向を予測できる能力があります。

これにより、人間では気づきにくいパターンやトレンドを把握し、取引できます。

たとえば、ビットコインやイーサリアムの過去数年間の価格推移、取引量、季節性パターンなどを学習し、未来の価格変動を高精度で予測することが可能です。

また、AIは過去のデータだけでなく、関連する経済指標や世界的なイベントの影響も統合的に分析できます。

さらに、AIは学習を重ねることで精度を向上させられるため、常に最新の情報を反映した予測が可能です。

仮想通貨のAI予測をするデメリット

一方で、仮想通貨のAI予測をするデメリットも存在します。

  • 情報が間違っている場合がある

  • 過信すると損失が大きくなる場合がある

AIが出力する情報は、必ず正しいとは限らないので、情報元が正しいのかきちんと確認しておきましょう。

情報が間違っている場合がある

AIを活用した仮想通貨予測は、情報が常に正確であるとは限りません。

AIのアルゴリズムは過去のデータや現在の市場動向を基に予測を行いますが、仮想通貨市場は外部要因や予測不能な出来事によって大きく変動することがあります。

そのため、偏りのあるデータを使用すると、情報が異なる結果が出力されるリスクが高まります。

また、AI自体がブラックボックス化されていることも課題の一つであり、予測結果の根拠を完全に理解するのが難しいです。

そのため、AI予測を利用する際には、結果を自分自身で調査し、あくまで補助ツールとして活用しましょう。

過信すると損失が大きくなる場合がある

AIによる仮想通貨の予測が便利である一方で、過信すると損失が大きくなる場合があります。

AIの予測は、あくまで過去のデータを分析した上で可能性が高い結果を述べることが多く、確実ではありません。

それにもかかわらず、予測を過信すると、想定外の市場変動が起きた際に損失が大きくなる可能性があります。

そのため、取引する際には、AIの予測を参考にしつつ、自分自身で最終判断をしましょう。

主要AIに今後の仮想通貨の将来性を聞いてみた

最後に、主要AIに今後の仮想通貨の将来性を聞いてみました。

  • ChatGPT

  • Gemini

上記のAIに「来年のビットコインの価格とその理由を教えて」を聞いてみたので、ぜひ参考にしてみてください。

ChatGPT

ChatGPTの回答は、以下の通りです。

「ビットコインの価格予測は専門家や機関によってさまざまですが、2025年に向けて強気な見解が多く見られます。

例えば、仮想通貨調査会社10xリサーチは、2025年1月までにビットコインが10万ドル(約1,500万円)に達すると予測しています。 

また、ストック・トゥ・フロー(S2F)モデルを開発したPlanB氏は、2025年にビットコイン価格が100万ドル(約1億5,000万円)を超えると予想しています。 

さらに、仮想通貨アナリストのビットコインデータ21氏は、テクニカル分析に基づき、2025年第1四半期にビットコインが23万3,000ドル(約3,470万円)に到達する可能性を指摘しています。」

ChatGPTでは、各サイトからビットコインの将来性に関する記事を抽出しており、意外にも回答通りになる可能性が高いかもしれません。

Gemini

Geminiの回答は、以下の通りです。

「2025年のビットコイン価格については、様々な予測がされており、正確な金額を断言することは困難です。

複数の専門家やアナリストが、100万ドルを超える可能性や、具体的な金額を提示していますが、これはあくまで予測であり、実際の価格は市場の動向や様々な要因によって大きく変動する可能性があります。

より詳しい情報を得るためには、最新のニュースや専門家の分析を参考にすることをおすすめします。」

Geminiでは、あくまでも可能性があるという段階の抽象的な回答が目立ちましたね。

イザカヤ編集部

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