SUI、バーチャルマスターカードを欧州で提供開始

Sui財団は、Suiブロックチェーンの発展をさらに促進するため、バーチャルマスターカードを欧州で提供開始したことを発表しました。今回のサービスは、仮想通貨（SUI）を用いた決済を可能にし、特にApple PayやGoogle Payとの連携を強化しています。利用者は、2万を超える小売店でSUIを支払い手段として使用でき、これにより仮想通貨の実際の使用事例が広がります。

さらに、xMoneyと提携したこのプロジェクトでは、規制対応を強化した金融インフラの提供とともに、仮想通貨ウォレットの新たな体験が実現されています。xMoneyは、ユーザーに対してシームレスな支払い体験を提供し、xPortalはSui対応のスーパーアプリとして機能します。これにより、Suiユーザーはよりスムーズに仮想通貨を日常的な支払いに利用できる環境が整いました。

今後、Sui財団は、実物マスターカードを年内に提供予定であり、アメリカ市場への展開も見据えています。加えて、xMoneyは機関向けサービスの提供も予定しており、5月にドバイで開催される「Sui Basecamp」で新たな製品の発表も予定しています。

Sui財団のマネージングディレクター、Christian Thompson氏は、今回のローンチがSuiエコシステムへのアクセスを広げる重要な一歩であるとコメントしています。xPortalとxMoneyの協力によって、消費者に対するサービスの普及と、新たなユーザー体験の提供が期待されています。また、xMoneyは、規制ライセンスを遵守しつつ、革新的な金融サービスを実現するために尽力しています。

（参考）仮想通貨「SUI」、バーチャルのマスターカードをローンチ　欧州から提供開始