米FRB、銀行の仮想通貨・ステーブルコイン規制を緩和

米FRBは24日、銀行が行う仮想通貨や米ドル建てステーブルコインに関する活動に対する規制を緩和すると発表しました。これにより、従来の監督方針のいくつかが撤回され、銀行が仮想通貨関連の事前通知をFRBに提出する必要がなくなります。これまで、銀行が計画または実施中の仮想通貨活動については事前通知を求められていましたが、今後は通常の監督手続きに従って監視されることとなります。

また、FRBは2023年に発表した、米ドル建てステーブルコインに関する事前認可の要件も撤回しました。ステーブルコインは、価値が安定していることが特徴の仮想通貨であり、米ドルなどの法定通貨に裏付けられていることが多いです。今回の規制緩和により、銀行によるステーブルコイン関連活動がより自由に行えるようになりました。

これにより、銀行が仮想通貨分野に参入する際の障壁が大きく低くなり、業界のイノベーションが加速する可能性があります。FRBは、今後も仮想通貨関連の活動に対する新たなガイダンスを発行することを検討しているとしています。

一方、FRBの規制緩和に関して、ビットコイン財務戦略を手掛けるストラテジー社のマイケル・セイラー会長は、銀行がビットコインを自由にサポートできるようになったとコメントしています。

（参考）米FRB、銀行の仮想通貨・ステーブルコイン活動に対する規制緩和を発表