イザカヤ編集部
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2024.11.18
仮想通貨
「仮想通貨取引を始めたいけど、ハッキングが怖い…」
「ハッキングされないための対策について知りたい」
仮想通貨取引所を利用する上で、最も気になるのはやはり「セキュリティ」ではないでしょうか。
ニュースで耳にする仮想通貨取引所のハッキング事件。
あなたの大切な資産を守るためにも、取引所の安全性についてしっかりと理解しておくことが大切です。
この記事では、仮想通貨取引所がハッキングされやすい理由や、安全な取引所を選ぶためのポイント、そして対策について詳しく解説していきます。
早速ですが、結論から言うと、仮想通貨取引所の中にはハッキングされやすいものもあります。
全ての取引所が同じレベルのセキュリティ対策を行っているわけではありません。
過去には、大規模なハッキング事件が数多く発生しています。
特に有名なハッキング事件で言うと「マウントゴックス」が代表的でしょう。
ハッキングに遭わないためには、まず第一に、取引所の設立年数や取引実績をしっかりと確認しましょう。
歴史が長く、多くのユーザーから信頼されている取引所は、一般的にセキュリティ対策も充実している傾向にあります。
また、取引所のウェブサイトのデザインや情報公開の仕方なども、その取引所の信頼性を判断する上で重要な手がかりとなります。
次に、取引所がどのようなセキュリティ対策を行っているのかを詳しく調べてみましょう。
例えば、多要素認証に対応しているか、コールドウォレットを導入しているか、定期的にセキュリティ監査を行っているかなど、具体的な情報を公式サイトやホワイトペーパーで確認するようにしましょう。
ここからは、仮想通貨取引所がハッキングされると起こることについて解説していきます。
仮想通貨の価格が大きく変動する
新たな規制をかけることがある
それでは、1つずつ見ていきましょう。
仮想通貨取引所がハッキングされると、仮想通貨の価格が大きく変動します。
ハッキングは、取引所に対する投資家の信頼を大きく損なう原因となります。
安全な資産の保管場所と信じられていた取引所が、ハッキング被害に遭うと、多くの投資家が資産を引き出し、大量の売りが発生します。
その結果、価格が大きく急落します。
特に、ビットコインやイーサリアムといった主要な仮想通貨の場合、ハッキングの影響はより広範囲に及び、市場全体に大きな混乱をもたらす可能性があります。
仮想通貨取引所がハッキングされると、各国で新たな規制をかけることがあります。
ハッキングは、仮想通貨の安全性に対する懸念になるため、各国政府は、仮想通貨取引所に対する規制を強化することが多いです。
中には、仮想通貨取引を禁止にする規制をかけることもあり得るでしょう。
次に、過去に起きた仮想通貨取引所のハッキング事例について解説していきます。
マウントゴックス事件
Coincheck事件
BITPOINT事件
実際に起きたハッキング事件を参考に、今後の対策を徹底しましょう。
過去に起きた仮想通貨取引所のハッキング事例1つ目は「マウントゴックス事件」です。
かつて世界最大のビットコイン取引所として運営していたマウントゴックスは、2014年に大規模なハッキング攻撃を受け、多額のビットコインが流出するという事態に陥りました。
この事件は、仮想通貨取引所のセキュリティ対策が施されていなかったことが原因で、業界全体に大きな衝撃を与えました。
マウントゴックス事件は、単なるハッキング事件にとどまらず、取引所の内部管理体制の不備や、ユーザー認証システムの脆弱性など、多岐にわたる問題が指摘されました。
この事件をきっかけに、多くの取引所はセキュリティ対策を強化し、より安全な取引環境の構築に努めるようになりました。
しかし、マウントゴックス事件は、仮想通貨の安全性に対する人々の不信感を残したため、いまだに、仮想通貨はハッキングのリスクが高いというイメージを持っている人も少なくありません。
Coincheck事件とは、2018年1月26日に仮想通貨取引所「Coincheck」が外部からのハッキング攻撃を受け、約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が盗難された事件です。
当時の仮想通貨ハッキング事件としては大規模なもので、SNSやテレビなどで連日報道されました。
上記で述べたマウントゴックス事件をきっかけにセキュリティ対策を強化させたにも関わらず、不十分な管理体制が原因でした。
この事件を受けて金融庁はCoincheckに対し、業務改善命令を出して指導しています。
Coincheckは、この事件発生後、セキュリティ対策を強化させ、現在は以降ハッキング事件を起こしていません。
BITPOINT事件とは、2019年7月11日に起きた仮想通貨取引所「BITPOINT」がハッキングを受け、仮想通貨が流出した事件です。
流出した額は約30億円に及ぶほどで、ビットコインやイーサリアム、リップルなど数多くの銘柄が被害に遭いました。
また、ハッキング事件を受け、仮想通貨市場は大きく下落しました。
ここからは、国内・海外取引所の安全性は大丈夫なのかについて解説していきます。
国内取引所
海外取引所
国内・海外取引所毎に解説していきます。
過去には国内仮想通貨取引所でのハッキング事件などが起こり、不安を感じる方も多いかもしれません。しかし、日本の金融庁は仮想通貨取引所に対する規制を強化しており、安全性は大幅に向上しています。
国内取引所は、金融庁の厳しい審査をクリアしており、資金の管理やセキュリティ対策が義務付けられています。
また、顧客の仮想通貨は、取引所の資産とは別に管理されており、不正流出のリスクを低減しています。
さらに、常に最新のセキュリティ技術を取り入れ、不正アクセスやハッキング対策を強化しています。
上記の理由から、国内取引所の安全性は高いと言えますが、必ず安全とは言い切れません。
そのため、仮想通貨取引をする際には、ハッキングに十分注意しましょう。
海外取引所は、国内取引所では取り扱いのない多様な仮想通貨を取り扱っているため、魅力的に感じる方も多いですが、海外取引所には、国内取引所にはないリスクも存在します。
例えば、規制の差です。
各国の規制は異なり、日本の金融庁のような監督機関がない場合もあるため、不正アクセスやハッキングのリスクが高まる可能性があります。
そのため、海外取引所を利用する際は、以下の点に注意しましょう。
取引所の歴史と評判: 長く運営されている取引所を選ぶようにしましょう。また、他のユーザーからの評判も参考にしてください。
セキュリティ対策: 二段階認証やウォレットの多要素認証に対応しているか確認しましょう。
次に、仮想通貨取引所のハッキング対策法について解説していきます。
複数の取引所・ウォレットで管理する
パスワードを複雑で強力な文字列にする
二段階認証を設定する
仮想通貨取引所を開設する際には、上記の項目を確認した上、ハッキングされないようにしましょう。
仮想通貨取引所のハッキング対策法1つ目は「複数の取引所・ウォレットで管理する」ことです。
複数の取引所・ウォレットで管理する理由は、ハッキングのリスクを分散できるからです。
もし、一つの取引所がハッキングされたとしても、他の取引所やウォレットに預けている資産は、安全に保管できるため、資金が全てなくなることもありません。
仮想通貨取引所のハッキング対策法2つ目は「パスワードを複雑で強力な文字列にする」ことです。
仮想通貨取引所を開設する際にまず大切なのは、複雑なパスワードを設定することです。
数字、大文字、小文字、そして記号を組み合わせることで、パスワードの強度が高まるため、ハッキングされるリスクが低くなります。
また、設定したパスワードは、定期的に変更することも心がけましょう。
仮想通貨取引所のハッキング対策法3つ目は「二段階認証を設定する」ことです。
ハッキングのリスクを大幅に減らすためには、二段階認証は必ず設定しておきましょう。
二段階認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンに届くワンタイムパスワードや認証アプリによる認証など、別の認証手段を組み合わせることで、不正なログインを防止するセキュリティ対策です。
万が一、第三者にパスワードが漏れてしまったとしても、二段階認証を設定していれば、不正なログインはほぼ不可能になります。
イザカヤ編集部
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