イザカヤ編集部
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2025.05.18
仮想通貨ニュース
ビットコイン(BTC)のオンチェーン分析を手がけるCryptoquantのアナリスト、カルメロ・アレマン氏によると、2025年3月以降、長期保有者(LTH)が徐々に利益確定に動いていることが明らかになりました。アレマン氏は、SOPR(Spent Output Profit Ratio:支出利益率)が大幅に上昇しており、投資家が売却によって得られる利益が拡大していると指摘しています。実際、SOPRは3月12日時点の1.3273から5月13日には2.27409にまで上昇し、約71%の伸びを示しました。
また、長期保有者の平均リターンは5月13日時点で227.41%となっており、例えば5万ドル相当のビットコインを保有していた場合、その評価額は約11万3700ドルに達しているとされます。このことから、多くの投資家が十分な利益を得られる状況となり、売却の動機が強まっていると考えられます。
さらに注目すべきは、保有量の増加です。4月4日以降、LTHによる保有量は33万9000BTC増加し、総保有量は1437万BTCを超えました。しかしその一方で、蓄積されたビットコインが高い収益率を背景に売却される動きも見られ、市場には「分配フェーズ」への移行を示唆する傾向が現れています。
この「分配フェーズ」は、価格調整の前にベテラン投資家が利益を確定させるタイミングで起きやすく、ビットコイン市場のサイクルを読み解く上で重要な要素とされています。とはいえ、アレマン氏は「現在の状況はまだ市場のピークではない」としており、相場の天井には達していない可能性もあると述べています。
一方で、機関投資家や企業によるビットコインの購入が続いていることも市場に影響を与えています。米国のストラテジー社による大量購入を契機に、他の上場企業もビットコイン導入に踏み切る動きが目立ってきました。2025年以降の調査では、これまで主流だったETFや個人投資家に代わり、上場企業が最大の購入主体となっているとの報告もあります。
中でもストラテジー社は、今年に入ってからだけで15万BTC以上を取得しており、企業としての存在感を強めています。このような大規模な買いが供給に影響を与え、個人投資家の売却とは対照的な需給バランスの変化がビットコイン市場の価格形成に影響を及ぼす可能性があります。
市場のピークがまだ訪れていないとする見解と、売却圧力の高まりという相反する動きが同時に存在する中で、今後のビットコイン価格の推移には引き続き注目が集まりそうです。
イザカヤ編集部
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