イザカヤ編集部
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2025.05.13
仮想通貨ニュース
アルトコイン市場において、勢いを示す初動が確認されつつあるとする分析が複数出てきています。仮想通貨に詳しいミスター・クリプト氏は、今後3〜6カ月の期間が価格変動において重要な転換点になる可能性があると指摘しました。同氏は「1日で40%の値上がりが珍しくなくなるかもしれない」とSNSで投稿し、市場の高いボラティリティを予測しています。
同氏は、BlockchainCenter.netが提供する「アルトコインシーズンインデックス」に注目しています。この指標は、仮想通貨市場がビットコイン優位かアルトコイン優位かを数値で示すもので、25以下であればビットコインが主導する相場、75を超えればアルトコインが主導する相場を意味します。現在の数値は29を下回っており、下降トレンドからの反発が確認されたことで、市場がアルトコインへと移行する兆しがあるとみられています。
一方で、この動きがこれまでのアルトコインシーズンとは異なる可能性も指摘されています。別のアナリストである2Lambroz氏は、アルト市場に勢いが出ていることは認めつつも、「市場の構造そのものが変化している」と述べました。投資家の心理や行動が、2021年とは異なることが背景にあるようです。現在では、強いストーリーに基づく投資よりも短期売買が優先され、長期保有を前提とした動きは限定的だとしています。
さらに、テクニカル分析を専門とするムスタッシュ氏はより楽観的な見通しを示しています。同氏は、現在の市場構造が2016年や2020年と似通っているとし、過去にも同様のフェーズでアルトコインが大幅に上昇した事例を紹介しました。これを踏まえ、「2025年のアルトコインシーズンはすでに始まっている」との見解を表明しています。
しかしながら、すべての専門家がこの見方に同調しているわけではありません。仮想通貨の情報発信者であるレクト・フェンサー氏は、現在の上昇に対して懐疑的な立場を取っています。多くのアルトコインが昨年12月以降90%近く下落していることを指摘し、最近の10%の価格反発は一時的なものであり、過度な期待を持つべきではないとの姿勢を示しました。
加えて、仮想通貨市場全体としては、週末にかけてリスク資産への資金流入が加速する動きが見られました。ビットコインは10万4,900ドルまで上昇し、史上最高値に迫る勢いとなっています。これは、米中関係における貿易協議に進展があったとの発表が材料となり、投資家心理の改善が影響したとみられます。
イーサリアムをはじめとする主要アルトコインや、いわゆるミームコインも大きく反発しており、市場全体としてリスク選好が戻りつつある兆しが見られています。クロノス・リサーチのハンク・ファンCEOは、「仮想通貨市場は世界的な楽観ムードの影響を強く受けている」と指摘。インドとパキスタンの緊張緩和や、米中協議の好転が市場に安心感を与えたことが背景にあると述べました。
このように、アルトコイン市場は大きな変化の局面にあると見られますが、その方向性については専門家の間でも意見が分かれており、今後の動向には引き続き注視が必要です。
イザカヤ編集部
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