仮想通貨の自動化トレードは本当に儲かるのか？メリット・デメリットや選び方など解説

仮想通貨投資に興味はあるけど、忙しくて頻繁にチャートを見ることが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが近年注目を集めている「自動化トレード」です。

自動化トレードとは、あらかじめ設定したルールに基づいて、コンピューターが自動的に売買を行うシステムです。

24時間体制であなたの代わりに取引をしてくれます。

しかし、自動化トレードを利用するにはメリット・デメリットも理解した上で判断するのが望ましいです。

そこで、仮想通貨の自動化トレードは本当に儲かるのか？メリット・デメリットや選び方など解説していきます。

仮想通貨の自動化トレードとは？

仮想通貨の自動化トレードとは、あらかじめ設定したルールに基づいて、コンピュータが自動的に仮想通貨の売買を行うシステムのことです。

例えば、「ビットコインの価格が10%上昇したら売る」「イーサリアムの価格が5%下落したら買う」といった具体的なルールをシステムに組み込むことで、都度取引する手間がなく、自動で取引を実行できます。

そのため、24時間自動でトレードを行うため、わざわざ市場を分析する必要もありません。

ただ、自動化トレードは必ず儲かるとは言い切れません。

あくまでも自動ツールなので、急な価格変動に対応できないのが主な要因です。

しかし、自動化トレードでも利益を上げられる可能性は十分にあります。

自動化トレードで利益を上げるためには、事前に市場を分析したりチャート分析などの知識や対策が必要です。

また、十分な資金がないと頻繁に取引できないので、注意が必要です。

仮想通貨の自動化トレードを利用するメリット

次に、仮想通貨の自動化トレードを利用するメリットについて解説していきます。

• 知識がなくても簡単に始められる

• 常に相場を気にしなくて済む

• 複数の取引所・銘柄を取引できる

• 24時間いつでも取引できる

• スマホ1台だけでも取引できる

自動化トレードは、普段忙しい方でも簡単に利用できるので、おすすめです。

知識がなくても簡単に始められる

自動化トレードなら、専門的な知識がなくても、手軽に始めることができます。

各取引所によってさまざまな自動売買ツールが提供されており、初心者向けのシンプルなものから、高度な設定が可能なものまで、それぞれのニーズに合わせて選ぶことができます。

常に相場を気にしなくて済む

自動化トレードは、常に相場を気にしなくて済みます。

仮想通貨市場は、日々価格変動が激しいため、損失の際は精神的にも落ち着きませんよね。

しかし、自動化トレードであれば急な価格変動でも自動で取引してくれるため。日々相場をチェックしなくても問題ありません。

複数の取引所・銘柄を取引できる

自動化トレードを使うと、複数の取引所・銘柄を取引できます。

自動化を使わない場合、一人で複数の取引所や銘柄を同時に取引するのは難しいです。

例えば、一つの取引所に集中して投資していると、その取引所がトラブルを起こしたり、特定の銘柄の価格が急落したりした場合、大きな損失になる可能性があります。

しかし、自動化トレードを利用すると、複数の取引所・銘柄に分散投資できるため、一つの銘柄の価格が下がったとしても、他の銘柄で利益が出ることが期待できます。

24時間いつでも取引できる

仮想通貨の自動化トレードは、24時間いつでも取引できます。

普段忙しい方や睡眠中に相場が大きく変動して損失が膨らむのは避けたいですよね。

そんな方は、自動化トレードを利用すると、24時間いつでも取引してくれるので手間もかかりません。

スマホ1台だけでも取引できる

仮想通貨の自動化トレードは、スマホさえあれば利用できます。

多くの仮想通貨取引所で自動化トレードが利用できるため、わざわざ専用のパソコンを用意する必要もありません。

また、通常の取引と並行して自動化トレードも利用してみると良いでしょう。

仮想通貨の自動化トレードを利用するデメリット

次に、仮想通貨の自動化トレードを利用するデメリットについて解説していきます。

• 自動化ツールの利用コストがかかる

• 必ず利益になるとは限らない

• 急激な価格変動に対応できない

自動化トレードは、利用コストがかかる上、必ず利益になるとは限らないので、注意が必要です。

自動化ツールの利用コストがかかる

仮想通貨の自動化トレードを利用する際には、利用コストがかかります。

少額なものもありますが、基本的には月額料金や手数料等がかかります。

しかし、自分でプログラムした自動化トレードについてはコストはかかりませんが、通常の自動化トレードの利用にはコストがかかることを理解しておきましょう。

必ず利益になるとは限らない

仮想通貨の自動化トレードは、必ず利益になるとは限りません。

自動化トレードは、あらかじめ設定したルールに基づいて、自動で取引するシステムのため、相場が急変動した場合には損失になる可能性があります。

急激な価格変動に対応できない

上記で述べましたが、自動化トレードは急激な価格変動に対応できないのがデメリットです。

仮想通貨は他金融商品の中でも特に価格変動が激しいので、自動化トレードは急激な価格変動には不向きです。

例えば、仮想通貨取引所がハッキングされたり、先進国による規制強化されたりした際には、手動トレードに切り替える方が望ましいでしょう。

仮想通貨の自動化トレードの選び方

ここからは、仮想通貨の自動化トレードの選び方について解説していきます。

• 利用コストを比較する

• 安全性が高いか（運営会社）を確認する

仮想通貨の自動化トレードを選ぶ際には、必ず安全なツールなのかを調べた上で利用しましょう。

利用コストを比較する

自動化トレードを選ぶ際に特に重要なのは「利用コスト」です。

自動化トレードの利用コストには、大きく分けて以下の3つの種類があります。

• 初期費用: ツールへの登録費用や、最低入金額など

• 月額費用: ツールを利用するための月額料金

• 取引手数料: 実際に仮想通貨を売買する際に発生する手数料

これらの費用は、ツールによって大きく異なります。

中には、初期費用や月額費用が無料のツールもありますが、取引手数料が高かったり、機能が制限されていたりするケースもあります。

安全性が高いか（運営会社）を確認する

自動化トレードを選ぶ際には、安全性が高いか（運営会社）を確認しておきましょう。

中には、初期費用や月額費用が無料のツールもありますが、詐欺というケースもあり得ます。

特に近年ではSNSで「自動化トレードで稼げる」と謳ったDMを送る詐欺が横行していますが、その正体のほとんどは詐欺サイトやフィッシングサイトです。

そのため、怪しいDMなどのURLは必ず開かないようにしておきましょう。

仮想通貨の自動化トレードを利用する際の注意点

最後に、仮想通貨の自動化トレードを利用する際の注意点について解説していきます。

• 必ず運営会社の情報を調べておく

• 利用コストがかかる場合がある

• 利益が出た場合は税金がかかる

仮想通貨は利益が出たら税金がかかるケースがあるので、税金計算を忘れずに行いましょう。

必ず運営会社の情報を調べておく

仮想通貨の自動化トレードを利用する際には、必ず運営会社の情報を調べておきましょう。

最近では、数多くの自動化トレードができる取引所やツールがあるため、どれを選べばいいか迷う方も多いと思います。

しかし、利用コストが安いからという理由だけで選ばないようにしましょう。

運営会社が安全なのか、セキュリティ対策は万全なのかなどを必ず事前に調べた上で、自動化トレードを利用しましょう。

利用コストがかかる場合がある

仮想通貨の自動化トレードを利用する際には、利用コストがかかる場合があります。

中には、無料で利用できる自動化トレードはありますが、基本的には有料なものが多いです。

自動化トレードには、大きく分けて二種類の費用がかかります。

一つは、自動売買ツールそのものの購入費用や利用料金です。高性能なツールほど、高額になります。

もう一つは、取引所の手数料です。

自動化トレードでは、頻繁に売買するため、できるだけ取引手数料が安いツールを選ぶ方が取引コストを抑えられます。

また、利用コストの他にも使いやすさや取り扱い銘柄なども合わせて確認しておきましょう。

利益が出た場合は税金がかかる

自動化トレードに関わらず、仮想通貨取引をする際に利益が出た場合は税金がかかります。

通常、仮想通貨で税金がかかるのは、年間の利益が20万円を超えた場合です。

仮想通貨の取引で得た利益には、所得税や住民税などの税金が課せられ、最大税率で45%、住民税10%と合わせて約55%の税金がかかります。

もちろん、自動化トレードで得た利益も同様に税金がかかるため、事前に他の所得とも合わせて確認しておきましょう。