NFT市場、6カ月ぶりに月間売上高5億6200万ドルを突破

NFT市場は11月に大きな回復を見せ、データ分析会社クリプトスラムによると、月間売上高が5億6200万ドルに達しました。これは5月以来の最高値で、前月比57.8%の増加を示しています。ただし、2024年3月に記録した16億ドルという年間最高値には遠く及びません。

この回復の中で、特に注目されたのが人気コレクション「クリプトパンクス」です。仮想通貨データサイトDefiLlamaによれば、クリプトパンクスのフロア価格は11月1日の26.3ETHから30日には39.7ETH（約14万7000ドル）に上昇。月間販売額は4900万ドルを超え、前月比392%の成長を記録しました。同コレクションの取引件数も388件となり、213%増となっています。

また、「パッジーペンギンズ」も堅調な成長を見せました。月間販売額は1600万ドルに達し、前月比262%の増加を示しています。フロア価格は8.7ETHから13ETH（約4万8000ドル）へと49%上昇しました。

さらに、主要なNFTブロックチェーンではイーサリアムが2億1600万ドル以上の売上高を記録し、10月から12%の成長を実現しました。一方、ビットコインは99.44%の急増を見せ、1億8600万ドルを達成。これにより、市場全体の成長を強力に支えています。他にもソラナやポリゴンなどのチェーンが好調な動きを見せており、NFT市場の回復を象徴する11月となりました。

（参考）NFTの月間売上高、6カ月ぶりに5億6200万ドルに到達