ビットコインが10万ドル突破、政策転換への期待感で急騰

ビットコイン、記録的な高値を更新

2024年12月5日、ビットコイン（BTC）は史上初となる10万ドル（約1,500万円）を記録しました。これは、年初の42,300ドルからわずか11カ月で約2.36倍に上昇したことになります。特に3月に73,800ドルを突破してからの勢いは驚異的で、暗号資産市場の注目を集めています。

上昇を支える複数の要因

この急騰の背景にはいくつかの要因があります。今年1月、米国証券取引委員会（SEC）がビットコイン現物ETFを初めて承認したことで、機関投資家の資金が流入。さらに、ビットコインの半減期による供給量減少やFRBの利下げ政策が市場を活性化させました。また、11月の米大統領選挙で共和党のトランプ氏が当選し、規制緩和が進むとの期待も大きな買い材料となっています。

FRB議長のコメントも追い風に

5日にはFRBのパウエル議長が、ビットコインを「投機的資産」としながらも、金と類似した特性を持つと評価。この発言が投資家心理を支えたとみられています。

今後の展望と市場の反応

今回の10万ドル突破を受けて、ビットコイン関連の動きも活発化。トランプ次期政権の「ビットコイン準備金」構想や、マイクロストラテジーの継続的なBTC購入計画などが注目されています。専門家たちは、今後のマーケット動向についてさらなる分析を進める見通しです。

（参考）ビットコイン、史上初の10万ドル（1500万円）到達　トランプ次期政権めぐる思惑買いも