バイナンス前CEOの愛犬名から生まれたミームコイン「ブロッコリー」、PancakeSwapで取引活発

2月14日、CZ氏はX（旧Twitter）上で愛犬「ブロッコリー」を紹介しました。この投稿を受け、コミュニティのメンバーが「Broccoli」というミームコインを発行しました。CZ氏自身はこのコインの発行には関与しておらず、公式のものではないと強調しています。しかし、BNBチェーン上で人気のミームコインに対して、BNB財団が流動性提供や報酬を検討していることを示唆しました。

この出来事を受け、「Broccoli」はBNBチェーン上の分散型取引所PancakeSwapに上場され、取引が活発化しています。DeFiLlamaのデータによれば、PancakeSwapは24時間および1週間の取引量で他の主要な分散型取引所を上回り、1位となっています。この活況の背景には、BNBチェーン上でのミームコイン発行プラットフォームの開発や、CZ氏の投稿が影響していると考えられます。

CZ氏は、愛犬の名前を「B」で始まり、緑色を連想させるものとして「ブロッコリー」と名付けたと説明しています。また、「ブロックチェーン」との響きの類似性から、仮想通貨との縁を感じているとも述べています。今回の出来事は、ミームコインが暗号資産コミュニティでどのように誕生し、広がっていくかを示す一例となっています。

なお、CZ氏は「Broccoli」のコントラクトアドレスについて尋ねられた際、自身は知らないと回答し、これらのミームコインが公式のものではないことを改めて強調しています。

PancakeSwapは、2024年に前年比179%の成長を達成し、取引高は3,100億ドルに達しました。

このような成長の中で、「Broccoli」のようなミームコインの登場が、さらに取引の活発化に寄与していると考えられます。

ミームコインの多くは、インターネット上のパロディやユーモアを基に作られた暗号資産であり、その価値はコミュニティの支持や話題性に大きく依存します。投資を検討する際には、十分な情報収集とリスク管理が重要です。

（参考）CZ氏の愛犬の名を冠したミームコイン「ブロッコリー」が話題に　PancakeSwap出来高急増