セイラー氏、資金調達後のBTC追加購入を示唆

ストラテジー社の共同創業者であるマイケル・セイラー氏は、同社が最新の優先株発行によって資金を調達したことを受け、今後ビットコイン（BTC）を追加購入する可能性を示唆しました。

セイラー氏は3月24日にXでビットコインのチャートを共有し、「オレンジがもっと必要だ」とコメント。翌日、伝統的な金融市場が再開するタイミングでの購入を示唆しました。

SaylorTrackerによると、同社は3月17日に130BTC（約1,070万ドル相当）を取得し、保有総量は49万9,226BTCに達しています。この購入は過去最小規模の取得の一つであり、2週間の購入停止期間後に実施されました。

また、3月21日には最新の優先株の価格が1株85ドルに設定され、10％のクーポン付きで発行されました。このオファリングにより、約7億1,100万ドルの資金を調達する見通しです。

セイラー氏は引き続きビットコインの普及活動に取り組み、上場企業にBTCを財務資産として導入するよう促す一方、米政府に対してもより多くのBTCを取得するよう提言しています。特に、2035年までにビットコインの供給量の99％が採掘されると予測される中、米政府がそのうち25％を取得すべきだと主張しています。

さらに、セイラー氏は最近のデジタル資産サミットで講演し、ビットコインを「21世紀の世界経済を支えるデジタル・コモディティ」と位置づけ、市場の低迷にもかかわらず同社のBTC投資が依然として約28％の含み益を維持していることを強調しました。

（参考）セイラー氏、資金調達完了後のビットコイン追加購入を示唆