バイナンス創業者CZ、タイ・ミャンマーへ仮想通貨寄付を発表

大規模地震による被害とCZ氏の支援表明

3月28日、ミャンマー第2の都市マンダレー近郊を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生し、タイとミャンマーで広範囲にわたる被害をもたらしました。英紙『ガーディアン』によると、現在までに両国で少なくとも144人の死亡が確認され、負傷者数は732人に達しています。救助活動は今も続けられており、さらなる犠牲者の増加が懸念されています。

ジャオ氏は同日、SNS「X」にて「タイの皆さんが無事であることを願っている」と述べ、両国への寄付を表明しました。この寄付は、被災者の救援や復興支援に充てられる予定です。

仮想通貨の活用が広がる災害支援

仮想通貨は、送金速度の速さや手数料の低さから、国際的な災害支援の手段として注目されています。2023年には、トルコ・シリア地震の際に慈善家ハルク・レヴェント氏が仮想通貨での募金活動を行い、被災地の支援に貢献しました。また、非営利団体と連携するギビング・ブロックは、2023年のマウイ島火災や2025年1月のカリフォルニア州山火事に対し、仮想通貨を活用した緊急救援基金を設立し、100万ドル以上の支援金を集めました。

今回のCZ氏による寄付も、迅速な支援を実現する手段として仮想通貨の有用性を改めて示しています。

（参考）バイナンス共同創業者CZ　タイとミャンマーの支援のために仮想通貨寄付表明