ポリゴン共同創業者の離脱で残るは1人に

イーサリアムの拡張性を高めるレイヤー2ネットワークとして開発された「ポリゴン（Polygon）」において、創業メンバーの一人であるミハイロ・ビェリック氏がプロジェクトから離脱しました。ビェリック氏は、自身のSNSアカウントであるXにて、長期間にわたる熟慮と自己省察の末、ポリゴン財団の理事職を辞任し、ポリゴン・ラボの日々の運営からも退く決断を下したと表明しています。

この発表により、創業時に名を連ねていた4人のうち、唯一ポリゴンに残るのはサンディープ・ネイルワル氏のみとなりました。ネイルワル氏はビェリック氏の貢献に対し感謝の意を示し、彼の今後の活躍を願うメッセージを送っています。

ポリゴンは、ミハイロ・ビェリック氏、サンディープ・ネイルワル氏、ジャインティ・カナニ氏、アナラグ・アルジュム氏の4名によって立ち上げられたブロックチェーンプロジェクトです。これまでに多くの支持を集め、レイヤー2の主要なソリューションとして注目されてきました。

しかしながら、ビェリック氏の離脱が公表された後、ポリゴンのネイティブトークンである「POL」は24時間以内に約5％下落し、記事執筆時点で0.23ドル前後となっています。今回の動きは、プロジェクトの中核を担ってきた人物の離脱が市場に一定の不安を与えた可能性を示唆しています。

ポリゴンは今後もネイルワル氏を中心に開発が続けられると見られますが、創業メンバーの退任が続く中で、その持続的な成長と安定運営に注目が集まっています。今後の動向次第では、プロジェクトの戦略や方向性に影響を及ぼす可能性も否定できません。

（参考）ポリゴン共同創業者ミハイロ・ビェリック氏が離脱、オリジナル創業メンバーは1人だけに