イザカヤ編集部
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2025.05.26
仮想通貨ニュース
スイスの高級機械式時計メーカー「フランク ミュラー」が、暗号資産ソラナ(Solana)対応の特別モデル「ソラナウォッチ」を発表しました。この時計は全世界で1111本限定で販売され、各モデルにはユーザーのソラナアドレスにリンクしたQRコードが刻まれる仕組みとなっています。価格は約2万スイスフラン、日本円にしておよそ350万円となっており、暗号資産愛好家に向けた強いメッセージ性を持った製品です。
この時計の最大の特徴は、「フィジカル」と「デジタル」が融合した“フィジタル”な所有体験を提供する点にあります。フランク ミュラーは今回の製品について、暗号資産時代にふさわしい新たなラグジュアリーの在り方を示すものだとしています。所有者の個性と資産を、アナログな時計という媒体を通じて視覚化するという、従来の高級時計とは一線を画すアプローチです。
しかし一方で、暗号資産を公に示すことによるリスクも浮上しています。2025年に入ってから、暗号資産を狙った犯罪が各国で報告されており、安全性への配慮が強く求められています。たとえば、フランス・パリでは暗号資産プラットフォーム「ペイミウム」のCEOピエール・ノワザ氏の家族が白昼に誘拐されかける事件が発生し、その様子がSNSで拡散されました。
この事件は未遂に終わったものの、パリでは過去にも暗号資産を保有する男性が誘拐される事例がありました。その際、被害者は救出されたものの、身体的被害を受ける深刻な結果となりました。また、ハードウェアウォレットの開発で知られる「レジャー」の共同創業者であるデビッド・バランド氏とその妻も、自宅から誘拐されるという事件に巻き込まれています。2人は当局によって無事救出され、犯人が受け取った身代金も押収されました。
こうした背景から、暗号資産を視覚的に誇示する行為は、資産の象徴であると同時に、犯罪の標的となるリスクをはらんでいることが指摘されています。今回のフランク ミュラーの新作は、そのデザイン性や希少性の高さから、コレクターズアイテムとしての価値も十分に見込まれますが、所有者が目立つ場面で身に着けることには慎重な判断が求められそうです。
暗号資産と高級時計という異なる文化が交差したこの「ソラナウォッチ」は、未来のラグジュアリー市場に新たな潮流をもたらす可能性を秘めています。とはいえ、デジタル時代の新しいステータスシンボルを楽しむには、リスク管理と慎重な姿勢が欠かせないことも忘れてはなりません。
イザカヤ編集部
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