イザカヤ編集部
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2025.05.24
仮想通貨ニュース
AI分野で存在感を増すOpenAIは、2025年5月21日に新たな戦略的展開を発表しました。同社は、元Appleのチーフデザイナーとして知られるジョナサン・アイブ氏が関わるスタートアップ「IO」の全株式を取得し、完全子会社化しました。買収額は約65億ドル(日本円で約9,360億円)にのぼります。
IOは、OpenAIとアイブ氏のデザイン会社LoveFromが2024年に設立したジョイントベンチャーです。OpenAIはこれまでもIO株の23%を保有していましたが、今回の買収によって残る株式を取得し、完全な統合を果たしました。
この買収により、アイブ氏とともに約55名のエンジニアやデザイナーがOpenAIのチームに加わります。彼らは主にクリエイティブおよびプロダクトデザインの分野を担当し、AI技術とユーザーをつなぐ革新的なハードウェアの開発に取り組む予定です。具体的な製品についての詳細は未発表ですが、来年にはその姿が明らかになる見通しです。
OpenAIのCEOサム・アルトマン氏は、「優れたAIツールは、テクノロジー、デザイン、人間理解の交差点で生まれる」と述べ、アイブ氏のチームがこのビジョンを実現するための最適なパートナーであると称賛しました。さらに、「Appleコンピュータを初めて使ったときのような感動を再び届けたい」と、新たな製品への期待感を示しています。
OpenAIは2025年4月に、過去最大規模となる400億ドルの資金調達を実施しました。このラウンドでは、ソフトバンクが主導し、300億ドルを拠出しています。今回の資金は、AI研究の深化やインフラの拡充に活用される予定です。
AIを活用したハードウェア分野では、他にもMeta社がスマートグラスを開発していますが、普及は限定的です。また、アルトマン氏が出資していたHumane社の「AIピン」は、高温トラブルなどを理由にサービスを終了するなど、課題も残ります。
そのような中で、OpenAIが主導する新たな製品は、消費者にどのように受け入れられるのか注目が集まります。
さらに今回の買収発表により、アルトマン氏が関与する暗号資産プロジェクト「World Network(旧ワールドコイン)」のWLDトークンが前日比で26%を超える上昇を記録しました。この急騰は、将来的な技術革新への期待感が反映されたものとみられています。
加えて、同日には著名ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)などから約200億円の追加資金を調達しており、OpenAIの勢いはとどまるところを知りません。今後の動向から目が離せない状況が続きそうです。
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