イザカヤ編集部
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2025.05.08
仮想通貨ニュース
カナダを本拠とする暗号資産投資企業ソル・ストラテジーズは、2025年5月6日、ソラナ(SOL)の追加購入を発表しました。今回の買い増しは、同社が4月に投資会社ATWパートナーズと締結した、最大5億ドルにのぼる転換社債型の融資枠契約を活用したものです。
このうち初回分として2,000万ドル(約29億円)の資金調達が完了し、そのうち1,800万ドル(約26億円)を用いて合計12万2,524SOLを取得しました。1トークンあたりの購入価格は平均約150ドルとなっています。
ソル・ストラテジーズのCEO、リア・ウォルド氏は「初回融資枠を活用し、ソラナ・エコシステム内での存在感拡大を目指す取り組みの一環」と述べ、今回の買い増しがバリデーター事業の成長や戦略的保有の強化につながるとの考えを示しました。
同社の方針によれば、今後の市場状況や一定の条件が整えば、残りの4億8,000万ドルについても追加調達を検討していく予定です。取得したソラナはすべてステーキングに用いられ、運用益は投資家と共有されます。
ステーキングとは、特定の暗号資産をネットワーク上に一定期間預けることで、ブロックチェーンの運営に参加し、その見返りとして報酬を得る仕組みです。この運用形態は、銀行での預金に利子がつく仕組みに近いとされており、Proof of Stake(PoS)という合意形成アルゴリズムを採用する通貨において利用可能です。
ソル・ストラテジーズは、ソラナのステーキング事業も展開しており、2025年4月末には仮想通貨カストディ企業大手のBitGoとパートナーシップを締結しました。これにより、BitGoの国際的な顧客であるヘッジファンドや仮想通貨取引所、ファミリーオフィスなども、ソル・ストラテジーズが提供するインフラを通じてソラナのステーキングを行えるようになりました。
また、同社は4月の事業報告で、機関投資家からの関心が高まっていることを明らかにしています。特に、インベスコが手がける「Alerian Galaxy Crypto Economy ETF(SATO)」などの金融商品への組み入れが進んでおり、株式投資を通じた資金流入も確認されています。
さらに、個人投資家および機関投資家向けのステーキング専用アプリ「Orangefin」もリリースされました。現在、iOSおよびGoogle Playストアから利用できる状態です。
ソラナを資産戦略として導入する企業は他にも存在し、米国の不動産デジタルプラットフォーム企業DeFi Development Corp.(旧Janover)も、5月に実施した資金調達の一部をソラナの購入に充てる方針を明らかにしています。
今回のような動きは、ソラナを中心とするブロックチェーンエコシステムの拡大と、企業の戦略的暗号資産保有のトレンドが加速していることを示しています。ソル・ストラテジーズの今後の動向にも引き続き注目が集まりそうです。
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