イザカヤ編集部
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2025.04.10
仮想通貨ニュース
ブロックチェーンに基づくデジタル資産の中でも特に注目を集めているイーサリアム(ETH)ですが、その市場での評価に関して新たな分析が示されました。かつてGlassnodeのリードアナリストを務め、現在は「checkonchain」という情報配信を行っているJames Check氏は、過去のETHとBTCの価格推移に関するデータを共有し、ETHがビットコイン(BTC)のパフォーマンスを上回った期間は全体のわずか15%にすぎないと説明しました。
Check氏が公開したチャートでは、2015年から2017年、また2020年前後にETHが一時的にBTCよりも好成績を収めた期間が確認できますが、それ以外の大半の期間ではビットコインが優勢だったことが読み取れます。
一方、ネットワークの利用状況についても注目が集まっています。2025年4月8日には、イーサリアム上でのアクティブアドレス数が過去4年間にわたってほとんど変化していないというデータも話題となりました。これは、ユーザーの増加が鈍化している可能性を示唆するものであり、投資家や開発者にとって懸念材料となっています。
さらに、ETHネットワークにおいては手数料収益の減少傾向が続いており、ガス代の一部がバーン(焼却)される量も以前より少なくなっていると指摘されています。こうした背景には、Baseなどのレイヤー2(L2)ソリューションの拡大が影響しているとの見解もあります。L2とは、取引の一部をメインのブロックチェーンとは別のレイヤーで処理することで、スケーラビリティを向上させる仕組みです。この技術の普及により、イーサリアム本体への負荷は軽減される一方、主チェーンの収益機会は相対的に分散される結果となっています。
また、イーサリアム上では多くの独自トークンが発行されており、それがネットワークの価値を薄めているとの声も上がっています。価格面でも、ETH/BTCの比率が約5年ぶりの低水準にあるとされ、資産としての相対的な評価が課題となっている状況です。
しかしながら、イーサリアムの開発は依然として活発に進められており、次なる大規模アップグレード「Pectra(ペクトラ)」が2025年5月7日に実施予定です。このアップグレードでは、ユーザーアカウントの利便性向上やバリデーターの操作性改善、さらにL2の拡張性を高めることが目指されています。
さらにその次のアップグレードとして、「Fusaka(フサカ)」の計画もすでに公表されており、今後の技術的な進展に対する期待は根強いものがあります。市場の評価が揺れる中、イーサリアムがどのように進化を遂げるかが、引き続き注目されています。
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