メタプラネットがBTCを約40億円で追加購入

メタプラネット株式会社は、2025年4月21日に公表した発表において、新たに330BTCを購入したことを報告しました。今回の平均購入価格は1BTCあたり約1,218万円で、総額は約40億2,000万円にのぼります。これにより、同社が保有するビットコインは累積で4,855BTCとなり、平均取得価格は1BTCあたり約1,280万円、総取得金額は約621億6,500万円に達しました。

同社は2025年1月に「2025-2026年ビットコイン計画」を発表し、2025年末までに1万BTC、さらに翌年末までに2万1,000BTCを保有するという中長期的な目標を掲げています。その実現に向けて、EVO FUNDを引受先とする新株予約権の行使や、ゼロクーポン型の無利息社債の発行・償還など、多様な資金調達手法を組み合わせた財務戦略を展開しています。

今回の追加取得に用いられた資金は、4月16日に実施された第11回ゼロクーポン社債の発行によって調達されたものと考えられます。この社債はEVO FUNDを対象とした第三者割当によるもので、総額は1,000万米ドル（約15億円）、償還期限は2025年10月14日と設定されています。

さらに4月18日には、第17回新株予約権のうち474万6,000株分が行使されました。これは発行済み予約権全体の約11.3％に相当し、投資家が予約権を使って新たに株式を取得したことを意味します。この結果、同社は追加の資金を獲得し、その一部をビットコインの取得に活用しています。なお、未行使の新株予約権は2,055万4,000株分が残っており、今後の戦略的資金調達手段として継続的に利用される見通しです。

このように、メタプラネットは仮想通貨を軸とした資産形成戦略を進めており、金融市場における新たなポジションを確立しつつあります。今後のビットコイン価格の動向と同社の資金調達のあり方に、引き続き注目が集まりそうです。

（参考）メタプラネット、約40億円でビットコインを追加購入　累積保有は4,855BTCに