メタプラネット、ビットコイン5,000BTCに到達

メタプラネットは2025年4月24日、新たに145BTCを追加購入し、累計保有量が5,000BTCに到達したことを明らかにしました。今回の購入価格は1BTCあたり1,328万472円で、総額はおよそ19億2,600万円にのぼります。これにより、同社のビットコイン平均取得価格は約1,281万8,168円、累計購入額は約640億9,100万円となりました。

同社は2025年1月に「2025-2026年ビットコイン計画」を公表し、2025年末までに1万BTC、さらに2026年末には2万1,000BTCを保有するという長期目標を掲げています。今回、累計5,000BTCの達成により、2025年末までの保有目標の半分をすでに確保したことになります。

追加購入にあたっては、4月16日に実施したEVO FUND向けの第11回ゼロクーポン社債（総額1,000万ドル、約15億円）の発行によって調達した資金が用いられたとみられています。メタプラネットでは、同社が発行する新株予約権の行使によって得られる資金を用いて、これらの社債の償還を進める計画です。

実際に4月23日には第14回新株予約権が全て行使され、それに伴い第11回社債の一部（100万ドル分）が早期償還されています。現在も第17回新株予約権のうち、2,055万4,000株分が未行使として残っています。

メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチCEOは、自社の財務戦略が功を奏していると強調しています。同社は2025年初頭からの約3ヶ月間で、4,000BTC以上の積み増しに成功しており、1万BTC保有という次なる節目に向けて着実に前進しているといえます。

今後も資金調達と資産運用の両面で柔軟な戦略を打ち出しながら、目標達成に向けた取り組みを継続していく方針とみられます。暗号資産市場の動向とともに、同社の動きにも注目が集まっています。

（参考）メタプラネット、ビットコイン保有5,000BTCに到達　20億円分の追加購入で